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レンドリース、唯一のクラウドプロバイダーとしてGoogleを選択、2022年までにデータセンター撤退の計画~自社DC撤退、他社DCを開発

オーストラリアの不動産会社 レンドリース社は主要クラウドプロバイダーとしてGoogle Cloud(GCP) を採用します。

同社は10億ドルのデータセンターファンドを保有し、日本では6億ドルの大規模施設の開発を進めていますが、2022年までに4大陸に8つある自社のオンプレミスデータセンターをすべて閉鎖する予定です。

ITNewsが報じたように、GCPは2022年までに同社の唯一のクラウドサービスプロバイダーとなり、同社の中核となる企業システムはクラウド上で稼働するように再構築されます。

Google Cloud オーストラリアとニュージーランドのVP アリスター・ディアス は以下のように語っています。「レンドリースは、Google Cloudをデジタルトランスフォーメーション戦略の基盤として、データ量の多いCADプラットフォーム、社内プロジェクトプラットフォームのOli、OracleベースのeFinanceシステムなど、ミッションクリティカルな企業のワークロードを移行し、クラウド化を進めていきます。」

「業界で最もクリーンなクラウド上で稼働することで、当社は効率性を高め、環境への影響を低減し、建築プロジェクトのライフサイクルに関するより詳細な情報を顧客に提供できるようになります」

両社は昨年6月、レンドリースの新しい不動産ライフサイクル・プラットフォームであるPodiumをGoogleが提供することを発表しました。今回の発表ではレンドリース社が機械学習と分析の機能をPodiumに追加統合することになります。

Googleは今回の提携により、持続可能性の目標を達成するためのクラウドベースのビルディングソリューションの開発において、両組織が「コ・イノベーティブ(共同革新)」を行うことができると述べています。

レンドリースは、ニューサウスウェールズ州バランガルーに本社を置いています。Googleは、2017年にオーストラリア初のクラウドリージョンをシドニーに開設した後、7月にメルボルンで同国2番目のリージョンを開設しました。

レンドリースは、ジョイントベンチャーであるレンドリース・データセンター・パートナーズ(LLDCP)を通じて、2024年の運用開始を目指して6万平方メートル(645,800平方フィート)のデータセンターを東京郊外に開発しています。この開発は日本最大級の規模で、すでに敷地の半分近くがプレリースされているという。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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