Nvidia、スーパーコンピュータ「DGX H100」の出荷を開始

Nvidiaは、世界中の顧客向けにDGX H100システムの出荷を正式に開始しました。

DGX H100は、NVLinkで接続された8基のH100 Tensor Core GPUと、デュアルIntel Xeon Platinum 8480Cプロセッサー、2TBのシステムメモリー、30テラバイトのNVMe SSDを備えています。

Nvidiaが詳述した初期の顧客の中には、Boston Dynamics AI Instituteが含まれており、同社はDGX H100を使用してロボットのシミュレーションを行う予定であるとのことです。

スタートアップのScisseroは、法律サービスのためのGPT搭載チャットボットにDGX H100を使用し、一方、ジョンズ・ホプキンス大学応用物理研究所は、大規模な言語モデルの訓練に使用する予定です。また、スウェーデンのKTH王立工科大学も研究用途でこれを使用する予定です。

そして日本では、インターネットサービス企業のサイバーエージェントがスマート・デジタル広告や 有名人のアバターの開発に利用し、エクアドルの通信会社Telconetはインテリジェントなビデオ解析システムを構築する予定です。DeepLは、翻訳プラットフォームに「数台の」DGX H100を使用する予定です。


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この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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