テキサス大学が生成AIコンピューティングクラスターをホスト
クラスターには600個のNvidia GPUを搭載
テキサス大学(UT)オースティン校は、600台のNvidia H100 GPUのクラスターを搭載した生成AIセンターを設立しようとしています。
Vistaと名付けられたこの新しいクラスターは、Texas Advanced Computing Center(TACC)がホストおよびサポートし、テキサス大学の学際的な機械学習研究所内に設置さ れます。このクラスターが稼動すれば、学界最大級のクラスターとなることでしょう。
TACCの専門家は、このクラスターを利用して外部のパートナーと協力し、コンピュータ・ビジョンと自然言語処理を中心に、バイオサイエンスや医療を含む分野にわたる生成AIソリューションを開発・応用しようとしています。
「AIは私たちの世界を根本的に変えつつあり、今回の投資は、UTが教育と研究を通じて未来を切り開くのに最適なタイミングです」と大学のJay Hartzell学長は語っています。
「世界トップクラスのコンピューティング・パワーと本学の幅広いAI研究の専門知識を組み合わせることで、医療、医薬品開発、材料、そして人々や社会に多大な影響を与える可能性のあるその他の産業における進歩を加速させることが可能となります。私たちは、2024年をUTにおけるAIの年と定めました。その大きな理由は、社会全体のトレンドと機会、私たちの優秀な人材と大学としての強み、そして今回の生成AIセンターへの多額の投資の組み合わせにあります」
テキサス大学には、2023年6月に発表されたトップ500ランキングで米国最速となったスーパーコンピューター「Frontera」があります。今週発表されたところによると、Fronteraは、AI技術と研究へのアクセスを民主化するための2年間のパイロット計画であるNational AI Research Resource (NAIRR)に採用された6つのシステムのうちの1つです。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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