Vodafone、Telecel Groupへのガーナ部門売却を決定
アフリカでの事業運営を簡素化
Vodafoneは、Telecel Groupへの現地法人の過半数株式の売却を確認し、ついに念願のガーナ市場からの撤退を完了しました。
通信事業者は、Vodafone Ghanaの70%の株式をTelecelに売却しました。残りの30%は、先月売却を承認した同国の所有のままとなります。
株式の売却額は明らかにされていませんが、この売却はVodafoneのアフリカでの事業を簡素化する計画の一環をなすものです。
この売却により、Vodafoneのガーナでの活動は終了となります。Vodafone は2008年にGTCL(Ghana Telecommunications Company Limited)の支配的な株式を購入しました。両社による社名変更の可能性について、詳細は明らかにされていませんでした。
Telecel GroupのCOOであるMalek Atrissi氏は声明で、「この買収は、アフリカにおけるデジタル化とイノベーションの無限の可能性を秘めた重要な市場と見なすガーナ市場に対する当社の熱意と前向きな見通しを示すものです」と述べています。
「Telecel Groupは、ガーナの加入者、企業、コミュニティに対して、先進的なサービスを開発し提供することを熱望しています。Vodafone Ghanaの人的資本の貢献と成長により、Vodafone Ghanaの変革の旅が始まることを期待しています。」
Omdiaの数字により、2022年6月までのガーナにおけるVodafoneの加入者数は730万人超であることが明らかになりました。
Vodafone Groupは最近、ハンガリー市場から完全に撤退し、8月に地域事業部門を18億ドルで売却しており、今回の売却はその最新のものです。
これまでにもニュージーランド、マルタ、カタールでの事業を売却しており、インドのインフラ企業Indus Towersの残り21%の株式を売却するための話し合いを行ってきました。
1986年に設立されたTelecel Groupはアフリカに特化した電気通信事業者で、南アフリカ、コートジボワール、ナイジェリア、ケニア、セネガルなどアフリカ大陸の大部分で事業を展開しています。
同社のWEBサイトによると、Telecelは今後5年間で通信とeコマースに7億ドルを投資する計画です。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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