IBMが占有するダラスのデータセンターが4,100万ドルで売却

IBMがリースしているテキサス州ダラスのデータセンターが4,100万ドルで売却されました。

Five 9s Digitalは今週、テキサス州ダラスのこのシングルテナントのデータセンターの売却についてオーナーに対し助言したと語っていました。

IBMはダラスに多数の データセンター を保有しており、どのデータセンターが売却されたのかについては不明です。Five 9sは、それをIBM Global Solutionsの施設であると説明しています。

この150,000平方フィート（13,900平方メートル）の施設は、「リース・デジタルインフラ資産の機関投資家」が4,100万ドルで購入したとされています。

IBMは昨年、”アップグレードに不適当な”ダラスのデータセンター3棟（D2、D6、D7）を含む多くのデータセンターを閉鎖すると発表しました。また、ヒューストン、シアトル、オーストラリア・メルボルンのサイトも同様閉鎖される予定です。米国内のワークロードは、ダラスにあるDAL10、DAL12、DAL13施設に移行される予定となっています。

カナダの不動産管理会社BentallGreenOak社（BGO）は、最近、IBMが使用していた2つの施設を取得しました。BGOは今年5月、オンタリオ州トロントの北部郊外のマーカムにある112,000平方フィートの施設を取得しました。その後、8月にはIBMのモントリオール施設を取得しています。

BGOは現在この2つの施設をベテランIT企業にリースしています。BGOの広報担当者がGlobe and Mail紙に語ったところによると、買収額は「8桁半ば」で、IBMはこれらの建物を「中期的」にリースしていたとのことです。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。