海底ケーブルの断線によりインドネシア・パプア州でインターネット障害が発生

海底ケーブルの断線が原因で、現地時間3月27日(日)11時21分ごろから、インドネシア最東端の州であるパプア州メラウケ市でインターネット障害が発生しています。

事業者のPT Telkom Indonesiaは、Sulawesi Maluku Papua Cable System(SMPCS)がMerauke陸揚げ局から289km付近で破断したと発表しました。損傷箇所は水深59m地点との事です。

同社によると、サービスはPalapa Ring Eastケーブルと衛星回線経由での迂回を行なっているとのことです。しかし、同市および周辺地域のインターネット接続性は依然として低下している状況です。

PT Telkom Indonesiaは、この問題について謝罪しましたが、修復スケジュールについては明らかにしませんでした。

SMPCSケーブルは昨年も別の箇所の破損があり、パプアのサルミ地方に影響を与えました。このときは、インドネシア情報機関の高官を殺害した西パプア解放軍のゲリラを追跡していたインドネシア軍が、この障害の影響で部分的に切断されてしまいました。

政府は2019年に、独立と人種差別をめぐる抗議が広まったことで、パプア州のインターネットを遮断しました。その後、インドネシアの裁判所は、非常事態が宣言されていないとして、その遮断行為を違法と判断しました。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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