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過冷却は時代遅れ【特集】

「暖かい方が良いという事実が明らかにされてから14年が経った今でも、コロケーション企業は冷却システムの温度を下げるのに頭を悩ませている

データセンター内の温度は27℃までなら全く問題ない、という明確なガイダンスがあります。しかし、業界の大半はいまだにサーバーの過冷却を続け、膨大なエネルギーを浪費し、不必要な排出を引き起こしているのが現状です。

しかし、この状況が変わる兆しはあるものの、その進展は驚くほど遅く、今後の開発によって加速されるとはとても思えない状況です。

Don’t be so cool

データセンターが登場した当初、事業者は過熱のリスクを避ける目的でデータセンター内の温度を低く抑えていました。サーバールームの室温は22℃に設定され、そして不必要な低温を保つためにチラーが過剰に稼働していました。

2000年代初頭は、ITラック自体よりも冷却装置により多くのエネルギーが使用されていましたが、この傾向は明らかに間違っているのではないかと考えられていました。この不均衡を是正するために、業界はPUE(Power Usage Effectiveness)という指標を策定し、その進捗を評価するようになりました。

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