Amazon、パリ郊外に再び新データセンターを計画
Amazonは、フランスのブレティニー=シュル=オルジュでデータセンター建設を計画していると報道されています。
Amazonは、2019年以降、未使用であった区画にデータセンターを構築すべく検討を進めています。サイトにデータセンターを構築するための最初のステップとして、AWSは現在、ICPEとしても知られるフランスの環境保護規則に基づく許可をエソンヌ県に申請したとLes Echosは報告しています。
エソンヌの計画がAWSによって再検討され、地元の人々は不満を抱いている
伝えられるところによると、この地域の地方当局者はこの動きに不満を持っており、自治体会長であり、Leuville-sur-Orgeの市長であるEric Braive氏(DVG)は、「Amazonはデータセンター計画について私たちに相談をしなかった」と述べています。この地域の地元の市長は、サイトに建設されるデータセンターが環境や経済的な影響に関する懸念があるとし、Amazon Franceに書簡を送りました。また地元の人々は、施設に反対するオンライン請願書を作成しました。
Base 217と呼ばれるこの場所は、以前第二次世界大戦でフランスが占領されたときにドイツ人に押収されたフランスの空軍基地でした。その後1944年にアメリカ兵によって解放され、戦後に再建された後、Base 217は2012年に軍事利用が廃止されるまでNATOサイトとして機能していました。
Amazonは2016年にエソンヌ自治体からこの土地を購入しました。当初は2棟の物流倉庫が建設される計画でした。最初の倉庫は2019年にオープンしましたが、2棟目は建設されず、Amazonは戦略の変更を理由に建築許可を取り下げたと伝えられています。新しいデータセンターは、AWS EU パリ・リージョンの一部を形成する形となります。
Data Center Dynamics
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