スペースXの衛星ブロードバンドStarlinkが広範囲に渡る障害に見舞われる
スペースX社の衛星ブロードバンドサービス「Starlink(スターリンク)」が昨日、大規模な障害に見舞われました。
アメリカ、カナダ、ニュージーランド、イギリス、アイルランド、フランス、ドイツなどのユーザーからの報告によると、サービスは約60分から90分にわたって断続的に停止したようです。
現在、サービスは正常に戻っているようで、一部のユーザーからは、復旧後に端末のファームウェアが更新されたとの報告がありました。
まだベータ運用段階であるスターリンクは、現在、公式のステータスページを持っていません。スペースXは、今回のサービス停止について何の告知も行っていません。スターリンクの利用ユーザーは、Twitterや Reddit 、あるいはDownDetectorのようなオンラインサービスのステータスページに、この障害を報告しています。
「世界的な#SpaceX #Starlinkの障害のようだ。Redditで多くのユーザーが報告しているし、私も確認したが、今朝、サービスを “検索 “している衛星が長く続いている」 スターリンクのユーザーであるニック・スチュワートはツイッターにこのように投稿しています。
Hacker Newsではあるユーザーが次のようにコメントしています。「個人メモ:もし私が人里離れた場所に引っ越して、スターリンクを使ってリモートで仕事をするつもりなら、ISPがダウンしていることをオフィスにメールするために、スターリンク以外の衛星電話が必要になるかもしれない」
スペースXは、ユーザーにブロードバンドインターネットを提供するメガコンステレーションを構築するために、これまでに予定されている3万基の衛星のうち1,700基以上を打ち上げました。イーロン・マスクは今週、スターリンクが10万台の端末を顧客に出荷したと述べています。
同社は最近、新機種にレーザー端末を追加するために、新しい衛星の打ち上げを一時的に停止しました。
スペースXの社長兼最高執行責任者(COO)であるグウィン・ショットウェルは、 36th annual Space Symposium (第36回宇宙シンポジウム)で、「我々は今、宇宙に数多くのレーザー端末を飛ばしている」と述べ、スペースXが現在、スターリンク衛星のすべてにレーザーの搭載を目指していると付け加えました。
「だからこそ、私たちは6週間も8週間も苦労してきた。私たちは、次のセットにレーザー端末を搭載したかったのです」
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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