DE-CIX、米国バージニア州リッチモンドにインターネットエクスチェンジを開設
インターネットエクスチェンジオペレーターのDE-CIXは、米国バージニア州リッチモンドに新しいインターネットエクスチェンジ(IX)をオープンしました。
DE-CIXは、様々なコロケーション施設やクラウドハブでホストされるグローバルネットワーク向けに、キャリアニュートラルな相互接続基盤を提供しています。開所式には「インターネットの父」と呼ばれるVint Cerf氏とバージニア州の行政長官が出席しました。
DE-CIXはデータセンター自体は所有していませんが、そのプラットフォームはエクイニクスやデジタル・リアルティなどの事業者にホストされています。同社は、どの事業者がDE-CIX Richmondをホストしているかについて明言はしていません。
この発表は、IEIC (The Internet Ecosystem Innovation Committee) が主催するIEIC Global NAP Summit 2.0 (ヒルトン・リッチモンド) で行われました。
DE-CIXのインターネットエクスチェンジは、低遅延の国際ネットワークを必要とするISP、コンテンツデリバリーネットワーク(CDN)、および大企業を対象としています。また、Microsoft AzureなどのクラウドサービスやMicrosoft 365やDynamicsなどのクラウドアプリへの直接リンク、さらにパートナーや顧客向けに独自の特別なオンライン環境を構築したい組織向けのクローズドなユーザー団体も含まれています。
DE-CIXのCEOであるIvo Ivanov氏は次のように述べています。「我々は、バージニアのさらなるデジタル変革を支える、この非常に重要な市場に我々のプラットフォームを導入することに興奮している。従来のネットワークプロバイダーだけでなく、企業も (ヴァージニア、あるいはそれ以外でも )彼らの接続ニーズに俊敏性をもって対応する簡素かつ柔軟、安全で高性能なソリューションを求めている」
このインターネットエクスチェンジは、ピーク時に毎秒1テラビット以上を処理するDE-CIXニューヨークと直接繋がっています。DE-CIXは他にも北米のダラス、フェニックス、シカゴに3か所のIXを有しています。
DE-CIXがリッチモンドに設置した実際のハードウェアは、Nokiaが提供するスタンドアロンプラットフォームで、EdgeConneX、QTS Richmond、Pixel Factoryのデータセンターへ直接アクセスが可能であるといいます。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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