北朝鮮、Huaweiの中古品で通信機器をアップグレード
4Gネットワークの確立を目標に
北朝鮮は、既存のモバイルネットワークをアップグレードする計画の一環として、中古のHuawei機器の輸入を開始しました。
Daily NKが報じたように、Huaweiの機器は、平壌、南浦、平城、沙里院、元山、咸興といった主要都市の3G基地局(BTS)のアップグレードに使用される予定です。
同誌によると、北朝鮮当局は先月、既存の通信インフラのアップグレードを開始し、機器は中国から輸入しているということです。
今日まで、北朝鮮はまだ4Gネットワークを確立していませんが、既存の3Gネットワークへのアップグレードはこれをサポートする役割を果たすと考えられています。
このアップグレードは、安価な中古のHuawei製端末の購入を通じて行われています、とDaily NKは報じています。
北朝鮮のネットワークの近代化は、Covid-19のパンデミックのために遅れていたと匿名の情報筋は付け加え、通信機器の交換プロジェクトは、地域の貿易機関と通信セクターの協力を得て実施されていると述べています。
「当局は基地トランシーバー局に技術者を派遣し、機器の交換、技術支援、運用管理システムのコンピュータ化を支援している」と、匿名の情報筋は安全保障上の懸念から名前を明らかにしませんでした。
金正恩が統治する北朝鮮は、全体主義的な独裁国家として運営されています。同国政府は、国民が消費するメディアコンテンツを大幅に管理しています。
北朝鮮には現在、KoryolinkとKang Song NETの2つのモバイルネットワーク事業者が存在します。
KoryolinkはエジプトのOrascom Investment Holding (OIH)と国営のKorean Post & Telecoms Corporation (KPTC)とのJVの一部として2008年に設立されました。Kang Song NETは2015年に設立されています。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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