D-Waveが量子クラウドシステムをドイツに展開
量子コンピューティング企業のD-Wave Systemsは、北米以外で初の量子クラウドベースのシステムをドイツ ユリッヒの Forschungszentrum Jülich Supercomputing Center に設置します。
この動きにより、ヨーロッパの研究者はD-Waveのプロセッサの1つに対し1500万ドルを支払わずに、Leap Quantumクラウドプラットフォームを介して同社の量子コンピューターにアクセスできるようになります。来年、JülichはD-Waveの今後のアドバンテージ量子システムを導入します。
Forschungszentrum Jülichは、ドイツの研究センターのヘルムホルツ協会内にある大規模な国立研究施設です。研究所では、社会が直面するグローバルな課題に関する研究を行っています。
Googleとロッキードマーティンによって導入された以前のバージョンがあるものの、D-Waveのシステムについて、それが「真の量子コンピューター」であるかどうかについての議論は続いています。
「1000キュービットから2000キュービットへのD-Waveの飛躍は、大きな技術的成果であり、量子コンピューティングの新興分野にとって重要な進歩です」と、HPCのIDCプログラムVPのEarl Joseph氏は述べています。
「D-Waveは、量子コンピューティングの問題を実行するよう設計された製品を持つ唯一の企業です。そしてこの新しいD-Wave 2000Qシステムは、革新的なコンピューティングへのアプローチを模索する研究者やアプリケーション開発者にとってさらに興味深いものになります。」
D-Wave社CEOのVern Brownell氏は次のように付け加えました。「私たちは量子コンピューターを販売している唯一の企業です。そして我々の成長を続けるユーザーや開発者とのエコシステムは、現実世界の問題を解決する製品を我々が開発するのに有用な実際の経験を提供してくれます。
「他の組織ではラボに数キュービットのプロトタイプ機を持っているにすぎませんが、D-Waveは業界の構築に必要なシステム、ソフトウェア、トレーニング、サービスを提供しています。」
Data Center Dynamics
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