HPE:サプライチェーンの混乱、売上減少、給与カット、3年間のレイオフ

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Hewlett Packard Enterprise(HPE)は、新型コロナの影響に伴うサプライチェーンの混乱によるサーバの売上減少や経済的な問題もあり、人員削減を計画しています。

同社は、今後3年間で「労働力を再編成」してコストを削減すると述べていますが、影響を受ける職種の数は明らかにしていません。この計画は、2022会計年度末までに10億ドルを節約し、年間ランレートで8億ドルを節約する目的とされています。

多くの人にとって困難な時期

「それで、全般的に、我々はあらゆる手段を講じていく。それがメッセージだ。」とCFOのTarek Robbiati氏は、収支報告の中で(Seeking Alphaを介して)述べています。

「ただし、計画については、第1四半期に報告し始めたセグメント、そして、これらのセグメント全体で生産性レベルの向上が見込まれる成長分野にリソースを再調整することと、マーケティングと販売の観点からお客様との関わり方を根本的に変え、サプライチェーンを再考し、以前よりもレジリエンス性があり、俊敏性と効率性を備えた方法でそれを作成し、従業員の管理方法も再考する。率直に言って…直近3か月間、在宅で非常に効率的に仕事ができていました。したがって、これは、この新しい日常(ニューノーマル)と、それが労働力管理の観点や、不動産のフットプリントにおいてどんな意味を持つかについて考える必要があることを示している。」

「世界ははるかに分散し、 そしてかつてないほど繋がり合ったことで、不動産フットプリントの再考ができるようになった。」

– shutterstock

7月から、法的に許可されているすべての従業員は、2020年10月31日まで給与カットを受け、伝えられるところによるとエグゼクティブチームは最大の減額率を採用するとされています。制限のない国の従業員に対しては、無給休暇が実施されています。雇用は制限されており、昇給は保留されています。取締役会は、年間の現金報酬の受け取りを控えます。

HPEは、レイオフやその他のコスト削減イニシアチブは、3年間で10億〜13億ドルになると予想しています。

HPE CEOのAntonio Neri氏はBloombergに対し、次のように述べています。「あらゆる面で間違いなく厳しい四半期だった。パフォーマンスに失望したが、これが私たちの能力を示すものだとは思っていない。」

中国からのチップコンポーネント不足、物流の混乱、そしてロックダウン。「これは明らかに、新型コロナウイルスによるサプライチェーンの混乱によって引き起こされた。」

「私たちは毎分およそ3台のサーバを出荷している。」とNeri氏は収支報告の中で言っていました。「そのため、サプライチェーンの停止は、非常に重大な事だった。」

HPC部門は特に大きな打撃を受けました。理由は、システムの導入を自社で行う必要があった為です。「HPCへの影響は2つあった。顧客も我々同様ロックダウンされた為、顧客サイトにアクセスできず、納品、導入し、稼働させることができなかった。」

同社は今後、ビジネスが通常のレベルに戻ることを期待していますが、、クラウドとエンタープライズの売上は「堅調」です。中小企業向けの売上は、新型コロナが彼らの収益に打撃を与えていることから、立ち直りが遅れる可能性があります。

特に次の四半期は、サプライチェーン問題で対応できなかった注文の「未処理分の整理」に注力した出荷が見られると、Neri氏は言います。

同社の株価は6%減少し、年初からは35%減少しました。

Data Center Dynamics

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