
南アフリカの通信会社MTNがナイジェリアでデータセンターのフェーズ1を開始
4.5MWの容量を提供
南アフリカの通信会社MTNが、ナイジェリアでデータセンターのフェーズ1を開始しました。
同通信会社はナイジェリアでMTNナイジェリアとして事業を展開しており、主に消費者向けサービスに注力しています。
この施設は、MTNの元CEOの名前にちなんで「Dabengwa Sifiso データセンター」と呼ばれ、ナイジェリアのラゴスに位置します。MTNのインフラ担当GMであるRoger Shuteによると、第一段階では780ラックで4.5MWの容量を提供し、第2フェーズでは14MWから20MWまで容量を増やすことができるとのことです。
フェーズ1は、Uptime Tier III標準に準拠して設計されています。
Techpoint Africaによると、MTNは、この施設のフェーズ2が建設されるかどうかについては需要次第だと述べたようです。MTN ナイジェリアのCTOであるYahaya Ibrahimは、両フェーズとも2億3500万ドルの価値があるとしています。
データセンターの開設に加え、MTNは同施設からローカルクラウドサービスを提供すると発表しており、これまでに同施設のクラウドインフラに2000万ドルを投資しています。
ナイジェリアに進出しているクラウドプロバイダーはほとんどありませんが、Amazon Web Servicesはラゴスでエッジネットワークの拠点を運営しており、昨年12月にはHuaweiが同市でクラウドリージョンを立ち上げました。
ナイジェリアのデータセンターのほとんどがラゴスに拠点を置いており、運用事業者には、Equinix、 Digital Realty、Nxtra、OADC、ADC、Rack Centreがあります。
MTNは南アフリカのヨハネスブルグを拠点とし、アフリカ全域で強い存在感を示しています。同社は最近、南アフリカの3Gネットワークを2026年末までに廃止すると発表し、4月にはアフガニスタンから撤退しました。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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