楽天シンフォニー、アミンCEO退任後に首脳陣を刷新

楽天シンフォニーは、今週初めにTareq Amin(タレック・アミン)CEOが突然退任したことを受け、首脳陣の刷新を発表しました。

楽天グループの子会社である同社は、創業者の三木谷浩史氏を代表取締役会長兼CEOに、Sharad Sriwastawa(シャラド・スリワスタワ)氏を新代表取締役社長代行に任命しました。

この人事異動は即時有効となります。

アミン氏の退任は、彼自身がLinkedInの投稿で明らかにしました。

「熟考に熟考を重ねた結果、私は楽天での職務から退く決断をしました。この決断は簡単なものではありませんでしたが、正しいものだと信じています」と約4年半を楽天で過ごしたアミン氏は話しています。

「私は常に情熱を追い求め、夢を生きてきました。どのような職務に就いても、ビジネス上の目標や目的を達成するために心血を注いできました。これは努力と犠牲なしには成し得ないことです。そして今、この新しい段階に乗り出すにあたり、私のエネルギーと注意を、人生で最も大切な瞬間を創り出し、絆を育むこと、すなわち子供たちに向けたいと切望しています」

アミン氏は在任中、楽天シンフォニーのOpen RAN推進を監督し、英国にOpen RANセンターを開設し、日本全国にSymware Open RAN分散エッジ製品の展開を行ってきました。

楽天は声明の中で、スリワスタワ氏が同社のOpen RAN推進の継続を担当することになったと述べています。

彼は2018年9月に同社に参画した後、2022年3月に最高技術責任者に就任しました。楽天ではコネクティビティ・プラットフォームの責任者も務め、クラウドネイティブRANの構築と産業化に取り組んできました。

楽天入社以前は、Airspan Networks Holdingsの副社長、Reliance Communicationsの国内3G責任者、T-Mobile USAの北東地域マネージャーなどを歴任してきました。

三木谷浩史氏は1997年に電子商取引会社の株式会社エム・ディー・エムを設立し、その後1999年に「楽天」に社名を変更しました。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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