マイクロソフト、産業用メタバース部門を結成から4カ月でレイオフ

BingにOpenAIツールを導入した矢先に

マイクロソフトは、産業用メタバースの取り組みを開始してそう経たないうちに、それを中止させました。

The Informationは、今は亡き「Industrial Metaverse Core」部門からおよそ100人の従業員が解雇されたと報じています。

今回のレイオフは、先月行われたメタバース、仮想、複合現実に関するプロジェクトの幅広い削減の一環として行われました。

また、先月にも、オープンソースのMixed Reality Tool Kitを支えていたチーム全体が解雇され、ソーシャルVRプラットフォームAltspaceVRが中止されています。

マイクロソフトの複合現実型ヘッドセット「HoloLens」に携わる多くのスタッフも、2022年の相次ぐ削減の末、退職に追い込まれました。米議会は、兵士が吐き気を催したテスト結果を受けて、米陸軍による4億ドルのHoloLens購入を撤回しています。

今回のレイオフにより、Metaが最も力を入れて推進し、大いに注目されているものの定義があいまいなメタバースの将来について疑問を呈する声も出ています。

一方、マイクロソフトは、OpenAIに投資し、ChatGPTなどのサービスを自社製品に統合するなど、生成型AIにより注力しつつあるようです。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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