Vantage が香港のデータセンターを5億ドルで売却か

Vantageは香港データセンター市場からの撤退を検討しており、香港にある施設を最大5億ドルで売却する可能性があると報じられています。

Bloombergの報道によると、同社はファイナンシャル・アドバイザーと協力し、すでに買い手候補と接触して関心を測っているようです。

この計画に詳しい関係者の話を引用したBloombergの報道によると、Vantageは売却が実現した場合、3億ドルから5億ドルの資金を調達したい考えといわれていますが同社は、同メディアの取材に対しコメントを拒否しています。

Vantageは2021年、それまでPCCW DCが所有していた香港のデータセンターを買収しましたが、これは香港とマレーシアにまたがる100MWのITスペースでした。

同社は現在、香港で3つのデータセンター(14MWのFo TanとKwai Chungの施設、7MWの小規模なOn Lokデータセンター)を運営しています。

米国を拠点とするVantageは、世界全体で34のデータセンターキャンパスを運営し、1月にはDigitalBridgeと Silver Lake がVantageに64億ドルを投資することが明らかになり、今週はアメリカでの事業拡大計画資金として30億ドルの融資枠を確保しました。

水曜日、Vantageはアイルランドに10億ユーロ(10億7000万ドル)のデータセンター・キャンパスを建設する計画を発表しています。



この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。



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