NTT、インド・ムンバイにMIST海底ケーブルを陸揚げ

NTT Global Data Centersは昨日、MIST海底ケーブルがインドのムンバイに陸揚げされたことを発表しました。

MISTは、Myanmar/Malaysia India Singapore Transitケーブルシステムと呼ばれ、シンガポール、マレーシア、ミャンマー、タイ、そして現時点ではインドのムンバイとチェンナイまでを結ぶ総延長8,100kmの海底ケーブルです。

同社はまた、エンドツーエンドでキャリアニュートラルなネットワークを提供するという公約の一環として、ムンバイとチェンナイに陸揚げ局を建設しています。

NTTのLinkedInに投稿された情報によると、MISTケーブルはアジア太平洋地域の中でも最大級の帯域幅を持ち、12対の光ファイバーで〜200Tbsの容量を伝送することができるとのことです。このシステムは、建設当初は4億 ドルの費用がかかるとされていました。

この海底ケーブルシステムは、NTT、日本ICT海外展開支援基金、郵政公社、WEN Capital Pte Ltdの共同事業「Orient Link」の一環として、2019年10月に発表され、同年12月に工事が開始されました。

なお、敷設作業はNECが行っています。このケーブルは、今後11,000kmに達する見込みで、また将来的な拡張能力も備えています。

NTTは、このシステムの完成予定日については明らかにしていません。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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