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テスラ、Twitterが立ち退いたサクラメントDCのリース契約を締結 ~マスク氏がかつて批判した地域のデータセンターに

同地域の別のTwitterデータセンターも引き継ぐ可能性あり

「イーロン・マスク氏が率いるEV企業」が、かつて「イーロン・マスク氏のソーシャルメディア企業」が使用していたサクラメントのNTT Global Data Centersの施設スペースを引き継ぎました。

ツイッターは、リース期間満了に伴い、CEOがこの地域を批判し、2022年末にデータセンターから退去しました。しかしテスラは今回、このスペースを引き継ぐとともに、追加のスペースも確保する予定であると、 The Informationは報じています。

テスラは、このデータセンターを自動運転車のシミュレーションなど、機械学習のワークロード用に利用することを計画しているとみられています。

同社はまた、サクラメントの別のツイッターのデータセンターの賃貸契約を引き継ぐことも検討していると伝えられています。ツイッターはPrime Data Centers施設はもはや使用しておらず、こちらも2022年後半に退去しましたが、そのリース契約はまだ失効していません。そのため、契約を引き継ぐ別のテナントを見つける必要がありました。

マスク氏が12月にツイッター上でサクラメントを「possibly the worst place to have a data center(データセンターを構えるには最悪の場所かもしれない)」と発言したにもかかわらず、テスラは現在この2つの施設に関心を示しています。 DCDは、Primeの施設は、昨年9月に猛暑の中、崩壊したサイトであると認識しています。

昨年、440億ドルでツイッター社を買収して以来、マスク氏はこの取引に伴い同社のバランスシートに加わった負債を返済するために、社内の大幅なコスト削減を行ってきました。

サクラメント・データセンターを廃止し、アトランタサイトの容量削減計画に加え、マスク氏は同社の従業員の半数以上を解雇し、さらには地主や請負業者への支払い拒否を行ってきました。

同社は当初、AWSへの支払いを拒否していましたが、Amazonがプラットフォーム上の広告への支払いを停止すると脅したことで、支払いを容認するようになりました。 現在、同社はGoogle Cloudの料金を支払っておらず、この夏の終わりには同サービスの利用を停止する予定です。

ツイッターがクラウドデータベースプロバイダーのRedisへの支払いを拒否したことが、Twitter SpaceでのRon DeSantis(ロン・デサンティス)氏の大統領選立候補をめぐる混乱の原因と考えられていると、The Informationは先週報じました

少数の株式を所有する資産運用会社フィデリティは先月、ツイッターの企業価値は今や150億ドルに過ぎないとコメントしました。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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