米バージニア州は2020年、データセンター誘致に記録的な減税を提供
米国バージニア州は、データセンター減税に関し、2020会計年度は自身の記録を上回る1億1,000万ドル以上を適用しました。
同州では2019年に過去最高を記録し、データセンターの小売売上税と使用税で9,220万ドルを償却しました。尚、このバージニア州エリアは、現在データセンターで世界で最も人気の高い場所です。
減免措置を行なったにもかかわらず、ラウドン郡(バージニア州)だけでも約3億3000万ドルの個人資産税収入をもたらしました。この数値は、2024年に10億ドル、2030年には20億ドルへと増加する可能性があります。そしてその時点では、データセンターの敷地面積は2倍になるだろうと予想されています。このバージニア州の包括的年次財務報告書(CAFR) に詳述されている数値は、ワシントンビジネスジャーナルによって最初にスクープされました。
まだイケる
ラウドン郡の事業者とテナントは現在、約2,000万平方フィート(約186㎡)のデータセンタースペースに設置されているコンピュータ関連機器に関し、評価額100ドルあたり4.20ドルを受け取っています。
不動産所有者またはテナントによって推進されたいくつものプロジェクトは、少なくとも1億5,000万ドル規模の設備投資を生み出し、地域の平均賃金の少なくとも1.5倍の賃金の、少なくとも50の新たな雇用を創出し、バージニア州北部とハンプトンローズでは6%、および他の場所では5.3パーセントの売上税率を受け取ります。
州の指導者らは長い間、デジタルサービスプロバイダーを引き付けるアプローチを支持してきました。
今年初め、マーク・ワーナー上院議員は、事業者を引き付けるのに全力を尽くし、同州のデータセンターハブとしての成長を継続させていくと述べていました。
接続性やデータ交換の観点から、なぜ州が依然として地球上で最も高密度なデータセンター市場として魅力的な場所であり、そしてハイパースケーラー、ホールセール、リテール事業者、あるいはアフィリエイトサービスの提供企業の拠点として選ばれているのかを忘れないでください。
コロナ禍の中でも、バージニア州の容量に対する需要は急増し続けており、一過性の小さな問題があったとしても、建設プロジェクトは進んでいます。
CBREの報告では、バージニア州北部は2020年の前半に主要市場全体の全占有率の70%以上を占め、地価は1エーカーあたり200万ドル(約2.7億円)以上で売買されていました。
Data Center Dynamics
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