Microsoft Azureが大規模障害に直面、OutlookとTeamsがダウン(2023/1/25)

昨日、1月25日、マイクロソフトがネットワーク障害に見舞われ、Microsoft TeamsとOutlookアプリケーションに大規模な影響を与えました。

この2つのアプリケーションは、同社のクラウドプラットフォームであるAzureの一部であり、現在世界中で2億8000万人以上の人々が利用しています。Azureのステータスページでは、アメリカ大陸、ヨーロッパ、アジア太平洋地域、中東、アフリカでサービスに影響があったことが示されていました。ロイターの報道によると、中国でのサービスと政府向けプラットフォームだけが影響を受けていないとの模様です。

「マイクロソフトのクラウドコンピューティングプラットフォームAzureの障害は、世界のほぼすべての大企業が利用しているため、さまざまなサービスに影響を与え、ドミノ効果を引き起こす可能性があります。我々は、ネットワーク接続の問題がMicrosoft Wide Area Network(WAN)上のデバイスで発生していると特定しました」マイクロソフトはこのように述べています。なお、この問題は、インターネット上のクライアントとAzureの間の接続、およびデータセンター内のサービス間の接続に影響を及ぼすと同社は説明しています。さらに同社は、この問題を引き起こしたと思われるネットワークの変更をロールバックしたとツイートで付け加えました。「このロールバックが有効になっている間は、サービスを監視しています」

マイクロソフトは、この障害により影響を受けたユーザーの数を明らかにしませんでしたが、障害追跡サイトDowndetectorのデータでは、数千のインシデントが世界各地に分散していたことが示されています。大手ハイテク企業のプラットフォームが障害の影響を及ぼしたのは、今回が初めてではありません。

昨年2022年末にも、Twitterが障害に直面しました。Downdetectorによると、2万7000人以上のユーザーがTwitterの障害を報告していました。

W.Media (Venkatesh Ganesh 記者)より抄訳・転載

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