AT&TがVitolと155MWの太陽光発電PPAを締結

メリーランド州およびペンシルバニア州で50MWおよび75MWの太陽光発電プロジェクトに係る契約を締結

AT&Tはエネルギー商社Vitolと2つの太陽光発電用電力購入契約(PPA)を締結し、合計155MWの発電量を確保しました。

同社は今週、メリーランド州およびペンシルバニア州における新しい太陽光発電プロジェクトを支援するため、それぞれ約80MWおよび75MWの仮想PPAに署名したと発表しました。

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AT&Tのサステナビリティ最高責任者兼SVPであるシャーリーン・レイクは、こう述べています。「再生可能エネルギーの購入やカーボンニュートラルに向けたその他の措置は、当社の3本柱の気候戦略の一部を構成しています。私たちの他の重点分野は、企業顧客が排出量を削減できるように接続ソリューションを提供することと、ビジネスとコミュニティのために異常気象に対する回復力を高めることです。この 3 つの柱すべてにおいて、Vitol のような協力者は、私たちが目標に近づくための手助けをしてくれています。」

AT&T は、2035 年までにグローバルな事業活動において、温室効果ガスの排出を正味ゼロにすることを約束しています。最新の PPA は、取得したプロジェクトの総発電容量を 1.7GW 以上に引き上げています。

今回の契約では、AT&TはVitol の関連会社が所有するメリーランド州クィーンアンズ郡の Bluegrass ソーラープロジェクトとペンシルバニア州モンロー郡の  Swiftwater  ソーラープロジェクトから電力を購入する予定です。これらのプロジェクトは、それぞれ2022年と2023年にフル稼働する予定です。

Vitolの再生可能エネルギー部門責任者であるアンドリュー・デ・パスは、次のように述べています。「地域に根ざした再生可能エネルギー発電は、企業が自らの排出量を把握し、対処することを可能にします。私たちの高度に結びついた生活様式は膨大なエネルギーを消費しており、AT&Tと協力して、彼らのビジネスのための持続可能なエネルギーソリューションの開発を支援できることを嬉しく思います。」

AT&Tは以前、2019年にテキサス州で500MWの太陽光発電を購入し、Invenergyと1.3GWのSamson Solar Energy Centerから500MWを購入する契約を締結しています。

先月、T-Mobileは全業務を再生可能エネルギー案件で賄うことを発表しました。この目標は2018年に初めて発表され、米国で初めて達成したワイヤレスキャリアであると主張しています。同社は、8つの仮想電力契約、19の小売契約、1つのGreen Directプログラム、アンバンドルされた再生可能エネルギー証書を締結し、全米のプロジェクトを支援しています。

また先月、Verizonは7つのPPA(合計900MW以上)を締結しました。同社は2019年以降、20件のPPAを合計2.6GWで締結しており、2025年までに年間総電力消費量の50%に相当する再生可能エネルギーを調達または発電することを目指しています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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