ブレティニー=シュル=オルジュの住民がAWSデータセンター建設に抗議
計画中の施設は、大量の水を使用し、コストがかかり、雇用も少なすぎる
今週、約40人の活動家らが、フランスのブレティニー=シュル=オルジュに計画中のAWSのデータセンター建設に対する抗議活動を行いました。
週末にかけて、「Brétigny Transition」、「Friends of the Earth」、「Attac」、「Greenpeace」のメンバー、そして地元の政治家候補らがこの抗議活動に参加しました。
これらの団体は、データセンターでの水使用量、送電網への接続コスト、そして雇用人数の少なさなどについて批判をしました。
Brétigny TransitionのスポークスマンであるHélène Bureau氏は、Le Parisien紙に対し次のようにコメントしています。「私たちはデータセンターに反対しているわけではない。私たちにはインターネットがあり、時代に合わせて生きているので」
「しかし、無作為に行う必要性はない。このセンターは大量の水を消費するため、水位の低下が懸念される。また、すぐ隣にはl’Envolの農場があり、野菜を生産して地元の人々に販売している。これらの活動は相容れないものであり、水位についてはすでに高い需要がある」
新データセンターには2本の高圧線が必要ですが、AWSはその半分しか負担しないと抗議者らは主張しています。また、送電網に問題が生じた場合に備えて、データセンター内にディーゼル発電機を設置することも好ましくないとしています。
この場所には、Amazonの名を冠したEコマースサイトのための物流倉庫がすでにあり、同社は以前、この場所に2棟目の倉庫の建設を計画していました。
しかし、Amazonはこの土地に、雇用人数がはるかに少なくなるデータセンターを建設することを決定しました。
ニコラ・メアリー市長は声明の中で次のように述べています。「話し合いはまだ続いている。私はAWSに対し、環境への影響、水の回収、ソーラーパネル…データ保護、税金負担、地域への貢献の要素など、さまざまな質問をした。私が回答を得られない限り、この申請は前に進めない」
今年初め、Amazonがフランスの環境保護規則に基づくデータセンター建設許可をエソンヌ県に申請した際、地元の政治家たちはそれに反対しました。
Amazonはデータセンター計画について、我々に相談する気がない」と当時、市長は語っていました。
この地域の市長らは、データセンターが建設されることによる環境や経済への影響を懸念して、現在Amazon Franceに対し書簡を送っています。
Data Center Dynamics
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