ソフトバンクとOpenAI、シャープ液晶工場にAIデータセンターを建設へ

ソフトバンクとOpenAIは、シャープが所有する工場を購入し、人工知能(AI)対応のデータセンターに変えるために約1000億円を投資する予定です。この45エーカーの施設は大阪府堺市にあり、東京で稼働中のものと北海道で建設中の施設に次ぐ、3つ目のAIデータセンターとなります。

ソフトバンクとOpenAIは最近、ソフトバンクグループ株式会社とソフトバンク株式会社が設立した会社とOpenAIが50:50で出資する合弁会社、SB OpenAI Japanを設立したことは記憶に新しいでしょう。この合弁会社の目的は、「Cristal Intelligence」の開発とマーケティングを推進することであり、各企業のシステムとデータを各企業にカスタマイズされた方法で統合する先進的なAIです。

SB OpenAI Japanは、北海道と大阪府にデータセンターを建設する予定で、日本語に特化した国産の大規模言語モデル(LLM)の開発にも意欲的です。今回の堺のデータセンターは2024年12月から検討されていましたが、ソフトバンクが計画の全容を明らかにしたのはつい最近のことです。

ソフトバンクの代表取締役 社長執行役員 兼 CEO 宮川 潤一は今年初めに行われた2024年度第3四半期決算説明会で、「まず、土地、建物、電力などのインフラを提供する責任を負います。また、データセンター自体の管理・運営も行います。その上で、GPUを導入するための投資を行い、自社製のLLMを開発し、GPUベースのクラウドを提供できるようにします」と述べました。

さらに彼は、堺の施設を産業ハブとして発展させることだと語っています。「購入予定の土地と建物は広大で、データセンター以外にも他の施設を運営できるエリアがあります。このような場所でAIと既存産業が融合する実験場を作りたい。新しいビジネスモデルの検証を続けながら、人手不足や生産性の課題を解決するための異業種連携の場にしたい。」

日本経済新聞の最近の報道によると、この工場は以前は液晶ディスプレイ(LCD)の製造工場であったとのことで、リフォームのデータセンターは2026年までに機能するようになるようです。初期の電力容量は150MWで、2028年までに250MWまで増加する可能性があります。

W.Media (Deborah Grey記者)より抄訳・転載

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