
NHN、ソウルに7,656GPUクラスタを構築
楊平洞にあるデータセンター
韓国のIT企業NHN Cloudは、ソウルにある同社のデータセンターでAIクラスタを稼働しました。
同社は5月13日、ソウル・永登浦区楊平(ヤンピョン)洞にあるAI専用データセンターにおいて、7,656基の高性能GPUで構成されるGPUクラスタを設置し運用を開始したと発表しました。
このクラスタは、官公庁や地方自治体に加え、産業界や学術研究機関にもGPUaaS(GPU as a Service)として提供されます。
本プロジェクトは、2025年に始動した「AIコンピューティングリソース活用基盤強化プロジェクト」の一環であり、韓国内におけるAIコンピューティング能力の向上を目的としています。
NHNは2025年7月、韓国科学技術情報通信部(Ministry of Science and ICT)から本プロジェクトの契約を獲得しました。当時、このクラスタはNvidia B200 GPUで構成される計画とされていました。
クラスターの投資総額は約1兆ウォン(約6億7100万ドル)にのぼります。
NHNのヤンピョン・データセンターは、高密度コンピューティング環境に対応する設計となっています。本クラスタでは液体冷却システムを採用することで、最大約4,000基のGPUチップをグループ化が可能となる構成です。また同社によると、この冷却方式により従来の空冷方式と比較してエネルギー消費を15〜20%削減できました。
NHNは韓国内で4つのデータセンターを運営しているほか、東京にも拠点を持っています。これまでに光州国家AIデータセンターを構築しており、同施設からGPUaaSも提供しています。またNGN Cloud Center 板橋(パンギョ)では、Blackwell Ultra GPUインフラをKrafton向けに提供しています。Kraftonは今年1月、同社からBlackwell Ultraを1,000基リースする契約を締結しました。
さらにGcoreはNHNと協力し、Nvidia H100、H200、GB200を含む1,000基以上のGPUをベースとしたクラウドプラットフォームを韓国の仁川にあるデータセンターに導入しました。
韓国政府は、国内のAIインフラを大幅に拡張するため、Nvidiaと提携しています。2025年10月、Nvidiaは韓国科学技術情報通信部と合意し、国内に25万基のGPUを導入する計画が発表されました。この計画には、同社の国立AIコンピューティングセンターや韓国クラウドサービス向けに最大5万基の最新GPUチップが含まれています。さらにSamsung、SK Group、Hyundaiといった大手企業も計画中の「AIファクトリー」に、それぞれ5万基規模のGPUの導入を計画しており、Naver Cloudも6万基のGPUを導入すると発表しています。
NHNは、1999年にゲーム会社「Hangame」として設立されました。2000年にNaverと合併し、Next Human Network(NHN)へと社名を変更しました。2013年には2社に分割され、Naver Corporationは独立企業となりました。2014年以降、NHNはクラウドサーバーおよびデータセンター事業に注力しています。なお、Naver自体もNaver Cloudというクラウド部門を有しています。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
















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