Appleが台湾にデータセンター建設へ
Appleが台湾でのデータセンター開発を検討していると報じられています。
現在、同社がサードパーティ・メーカーとデータセンター開発計画を交渉しているという噂が流れているとUDNが報じています。
にもかかわらず、デジタル開発省は今のところ、このプロジェクトが進行中かどうかの確認を拒否しています。
もし確認されれば、中国と台湾で鴻海(ホンハイ)精密工業として取引されている電子機器メーカーの Foxconn が、AIサーバーメーカーとしてAppleと長年関係を築いてきたことから、このプロジェクトから恩恵を受けることが期待さ れています。
このプロジェクトは、Quanta Computer、Wistron、Inventecなどの企業にもメリットをもたらすことが期待されています。
UDNの報道では、AIサーバー、グリーンエネルギー、その他関連ハードウェアの調達による経済効果を合計すると、このプロジェクトは台湾経済にとって1,000億台湾ドル(30億米ドル)に達すると見積もっています。
台湾でデータセンターを開発または運営している他の主要なグローバル企業には、Google、2024年6月に台北クラウドリージョンの計画を発表したAmazon Web Services(AWS)、Microsoftなどがあります。
Appleは現在、米国、デンマーク、中国で7つのデータセンターを運営しており、さらに米国と欧州で2つのデータセンターを開発中と報じられています。また、その他のコロケーション施設にも進出しています。
2024年4月の報道によると、Appleのデータセンターは23億4,400万kWhの電力を消費しました。
さらに、Appleは他社の主要なクラウド消費者でもあります。
同社は長年Google Cloudの顧客であり、同プラットフォームの最大のストレージ顧客であると考えられています。昨年には、基礎AIモデルの開発にGoogleを利用し始めました。
2019年には、AppleがAmazon Web Servicesに毎月3,000万ドル以上を費やしていると報じられています。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Caféが日本向けに抄訳したものです。
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