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ST Telemedia GDC、シンガポールでIceotope液体冷却の実証実験を開始

STT GDCのR&DセンターでのPoC

ST Telemedia Global Data Centres(STT GDC)は、シンガポールの同社R&DセンターでIceotopeの液冷システムの実証実験を行うと発表しました。

Iceotopeと長期パートナー契約を結んでいるシュナイダーと共同で行われるこのPoCでは、シンガポールでのIceotopeの液浸冷却システムの利用が試されます。シンガポールでは、データセンターがエネルギーと土地を使用しすぎるという懸念から、当局によるデータセンターの建設制限が掛かっていますが、いずれの懸念も液冷を使う事によって緩和される可能性があります。

STT GDC のグループ CTO である Daniel Pointon氏は、「液冷技術は、もはやニッチな実装ではなく、今後拡張していく中で、データセンターがより高い電力密度を管理でき、エネルギー消費を抑え、かつ運用信頼性を維持できるようになる、近い将来の技術である」と語っています。

液体冷却は、熱の除去性能が高く、エネルギーを消費する冷却装置やコンピューター室空調(CRAC)の必要性を低減します。今回のテストでは、従来のラックに、電子機器を誘電体液に浸すIceotope社のシャーシシステムが使用されます。この誘電体は、タッチセーフで、非導電性、無毒性、不燃性、非オゾン破壊性であるとIceotopeは述べています。

IceotopeのCEOであるDavid Craig氏は、両社は「水、エネルギー、スペースの使用量を画期的に削減する液冷ソリューションを、ネットゼロを目指す企業に展開していく」と述べています。

シュナイダーは、2014年にIceotopeのベンチャー資金調達ラウンドに参加して以来、Iceotopeの長期的なパートナーとして活動しています。両社は2019年に、Avnetの協力を得て設計した液冷ラックを発表しました。シュナイダーエレクトリックのシンガポール、マレーシア、ブルネイ・クラスター地域セキュアパワービジネス部門VPのMichael Kurniawan Iskandar氏は、「STT GDCがさらに持続可能なビジネスになるための取り組みを支援し、顧客やパートナーとともに気候変動の緩和のために重要な役割を担い続けることを楽しみにしている」と述べています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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