Digital Edge、大阪に14MWのデータセンターを建設予定
Stonepeakが出資するデータセンタープラットフォームであるDigital Edge (Singapore) Holdings Pte. Ltd. は、当社初となる自社による設計構築を行ったデータセンター「OSA1」を、2022年1月4日に初回運用開始(Ready for service: RFS) することを発表します。大阪市中央区に位置するOSA1は、2021年4月に着工、2021年末の完工を予定しています。
大阪のデータセンターは同社の大規模な成長戦略の一環であり、1億1千万ドルを投じて建設されます。このプロジェクトは、 自社によるエンジニアリング・設計に基づいて建設した同社の最初のデータセンターであり、着工から運用開始まで8ヶ月弱の期間での開設予定です。 OSA1は、京阪神ビルディング株式会社が開発したデータセンター専用ビル内において、最大2,600台のキャビネットと14MWの電力容量を持つ大阪データセンターで、大阪都心部に必要とされるリテール向けコロケーション機能を提供します。このデータセンターの完成はDigital Edgeにとって、東京やアジアの他の施設とシームレスに接続する相互接続に特化したエコシステムを大阪で構築するための重要なマイルストーンとなります。
Digital Edge社CEOのサミュエル・リーは、以下のように述べています。「Digital Edgeは、業界最高レベルのデータセンター設計および構築の経験を持つチームであると自負しています。このチームは計画通りにOSA1の建設を完成させる予定です。これは新型コロナウィルス感染症の流行による困難な環境における重要な成果であり、当社の技術的専門知識の深さと日本における事業展開能力を強調するものです。日本国内で2番目そして世界でも7番目の経済規模を誇る都市圏 である大阪は、当社にとって非常に重要な地域です。Digital Edgeは今後とも、大阪を含む日本での新規データセンター展開を継続し、お客様の事業成長を支えて参ります。」
Structure Research社によると大阪のコロケーション市場は、2021年から2025年までの5年間のCAGRが18%で成長し、2025年には9億83百万米ドルに達すると予測されています。大阪は日本でも有数の企業集積地であり、イノベーションやスタートアップのシーンを盛り上げ、デジタル経済の成長を牽引しています。これにより、大阪でのコロケーションや新しいデータセンターの需要が高まると同社は見込んでいます。
Digital Edgeは日本における複数都市圏への積極的な展開を進め、今回のOSA1に新しい大阪のデータセンターが都心に位置することは戦略的であり、将来の拡張の基盤となります。他のネットワーク密集地への近接性、アクセスのしやすさ、広さ、建設の質の高さなどから、OSA1は競合他社に差をつけることができます。 他の主要データセンターにも最新世代の技術を取り入れたの低価格・超高速 メトロ接続サービス「Cross LinkTM」 を導入し、お客様にさらに便利な環境を届けます。
Digital Edgeのプレジデント 兼 デジタルエッジ・ジャパン代表 古田敬は、「大阪都心部で、多様なインターコネクションを必要とするデータセンターに対する需要は、継続的に成長しています。京都、神戸、奈良及び大阪を含む関西圏は、歴史的に商業、金融の中心地であり、近代においては、エレクトロニクスを含む製造業、製薬、食品、飲料、およびエンターテイメント産業のアジアで最大の拠点の一つです。これら企業の成長とDXによる変革が、インターコネクションを中心とした低遅延のコロケーションの需要拡大に繋がっている中、関西圏のデータセンターは郊外型における供給が大きく拡大しているものの、都心部におけるキャリアニュートラルなデータセンターの選択肢は十分であると言えません。デジタルエッジとして、このような市場環境の中で、関西圏における新たなインターコネクション・ハブとなるOSA1を開設出来ることを大変嬉しく思います。西日本の重要な社会インフラとして、国内外のお客様にご満足いただける環境を作り上げるべく努力をして参ります」とコメントしました。
W.Media (Vincent Liew)より抄訳・転載
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