マイクロソフト、ワイオミング州に新たに2つのデータセンター開設

US 中部にAzureリージョン増設

マイクロソフトは米国西中央部のAzureリージョンをサポートするため シャイアン・ビジネスパークウェイ とバイソン・ビジネスパーク の新しい施設を発表しました。

データセンター担当コアオペレーションVPセルジオ・ロウレイロは、「ワイオミング州で当社のデジタル機能を拡張することで、同地域の新規・既存顧客のお客様の需要に応えることができます。また同州の様々な企業の成長を引き続き支援し、雇用創出と経済機会を促進することができる取り組みについて、州および地元のリーダーと協力していくことを楽しみにしています」と述べています。

同社は持続可能性が重要であるとし、断熱冷却や地域の流域保全に取り組む地元団体への寄付などを通じて、シャイアンの水資源の保全と節水に「大きな努力」をしていると述べています。

「マイクロソフトはデータセンターの建設に加えて、上下水道や道路のインフラを新たに整備し、バイソン・ビジネスパークへのアクセスを容易にするための投資を行っており、これはワイオミング州における新たなビジネスの成長を支えるものでもあります」と、 ロウレイロ は付け加えました。

同社は、2012年からワイオミング州でデータセンターを展開しており、2014年には同州での拠点を拡大しています。2016年にオープンしたWest Central Azureリージョンでは、現在アベイラビリティーゾーンが1つしかないため、新しい施設により標準である3つに増やされる予定です。

シャイアンはマイクロソフトが2014年にオープンした、メタンガスを動力源とするオフグリッドのデータセンター「Data Plant」のコンセプトを実現した場所でもあります。

ワイオミング州知事マーク・ゴードンは 「ワイオミング州におけるデータセンター産業の成長は、マイクロソフト社が牽引してきたもので、経済の多様化が進んでいることを示す重要な指標となってきています。マイクロソフト社のワイオミング州へのコミットメントに感謝するとともに、我々の経済の複数のセクターにもたらした利益に感謝します」と述べています。「前知事のミードが、2012年に最初のマイクロソフト・データセンターを州内に導入するきっかけを作りました。彼が設定したインセンティブが効いています。これは成長する経済の中で、さらに勢いを増している分野です。」

シャイアンのパトリック・コリンズ市長は、「データセンターの増設は、シャイアン市とララミー郡全体にとって大きなメリットとなります。より多くのハイテクの機会と熟練した労働力が得られ、マイクロソフトの既存の経済効果をさらに拡大することができます」と述べています。



この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。



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