OneWebがOrangeと提携

地球低軌道(LEO)衛星を手がけるOneWeb社が、新たな代理店パートナーシップ契約を締結しました。

OneWeb、Orangeの両社は今週、ヨーロッパ、アフリカ、ラテンアメリカなど世界各地に接続サービスを拡大するための販売契約を締結したことを発表しました。

この契約により、Orangeは、OneWebの技術を統合した接続サービスを企業顧客や通信事業者に提供し、既存サービスの補完を行い、到達困難な地域への接続を実現するとしています。

両社はまた、この契約により、ヨーロッパ、ラテンアメリカ、アフリカ、そして世界各地の辺境地における企業向けソリューションやバックホールの耐障害性と到達性を向上させることができると付け加えています。

OnewebOneWebのCEOであるNeil Mastersonは次のように述べています。「このパートナーシップは、世界的な接続性の向上と拡大に貢献するエキサイティングなものです。複数の大陸で市場をリードするOrangeの立場とOneWebの独自のネットワークとLEO技術を組み合わせることで、デジタルデバイドを解消し、ヨーロッパ、ラテンアメリカ、アフリカなど世界中の顧客が効率的で高品質、かつ信頼できるブロードバンドインターネットにアクセスできるようになるでしょう」

OrangeのInternational Network Infrastructures & ServicesのEVPであるJean-Louis Le Roux氏は次のように付け加えています。「Orangeは、衛星が世界中の企業に利益をもたらし、アフリカと中東の子会社内の人々のデジタルインクルージョンを加速させる、多くの最近の革新を示す有望で補完的な技術であると考えています」

ホールセール主体のOneWebは、Telefónica、BT、AT&T、Paratus、Veon、Sure、Tusass、Airtelなどの通信事業者を含む世界中の数十社と販売契約を締結しています。

ちなみに、LEO 衛星で競合するStarlinkは、Salt、KDDI、T-Mobileなどの通信事業者と契約しています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事の一部をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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