Microsoftがコカ・コーラと11億ドルのクラウドとAI契約を締結
飲料メーカーに好まれるクラウド・プロバイダー
コカ・コーラは、Microsoftのクラウドと人工知能(AI)サービスを利用するために、11億ドルの契約を結びました。
この契約は、5年間の契約の一部でありMicrosoftは、コカ・コーラのシステム全体の基盤となる技術戦略を支援します。この11億ドルの契約により、 Microsoftはコカ・コーラの優先クラウドおよびAIプロバイダーとなります。
コカ・コーラは、すべてのアプリケーションをMicrosoft Azureに移行します。同社は過去1年間、生成AIを活用しており、すでに Azure OpenAI Serviceをマーケティング、製造、サプライチェーンなどの業務機能に利用しています。
両社は、引き続き Azure OpenAI Serviceの活用を試み、Copilotが職場の生産性向上や、どのように貢献できるかを検証していきます。コカ・コーラは現在、顧客体験の向上と、オペレーションの効率化を検討しています。
コカ・コーラカンパニーの社長兼最高財務責任者であるJohn Murphyは、述べています。「この新しい契約は、コカ・コーラのパートナーシップ戦略における Microsoftとの成功事例に基づいており、継続的なデジタル変革へのコミットメントを示しています。」「Microsoftとのパートナーシップは、2020年当初に発表した2億5千万ドルの契約から、現在では11億ドルにまで飛躍的に拡大しました。」
コカ・コーラカンパニーの上級副社長兼最高情報責任者CIOである、Neeraj Tolmareは、次のように付け加えています。「Microsoftとのパートナーシップ拡大は、コカ・コーラが、新興技術を活用したデジタルファースト企業を目指していく上で、重要な章です。Microsoftの能力は、AI導入を加速させ、企業価値の向上をもたらしてくれます。」
コカ・コーラは以前、本社が置かれているアトランタに、データセンターを持っていましたが、2009年にはデータセンター運営のアウトソーシングについて、HPと協議していました。同社は、クラウド移行計画の一環として、2017年にアトランタのデータセンターを、Rackhouseに売却しました。当時、コカ・コーラはAmazon Web ServicesとGoogle Cloudを利用していました。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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