EquinixがNeoenと10年間のPPAを締結、イタリアのデータセンターポートフォリオへ電力供給
Neoenは、Equinixにイタリア北部の7つの太陽光発電プロジェクトから53MWの電力を供給
Equinixは、フランスの再生可能エネルギー開発企業Neoenと、10年間の電力購入契約(PPA)を締結しました。
このPPAに基づき、NeoenはEquinixに対し、イタリア北部の7つの太陽光発電プロジェクトから53MWの電力を供給します。このPPAはポートフォリオ方式で構成されています。
Equinixはこの電力を、イタリアにあるIBXデータセンターの電力需要の100%に使用します。
同社は、イタリアでジェノバとミラノに、6つのデータセンターを運営しています。
EquinixのイタリアIBX事業部長Marco Matarazzoは、「イタリアにおける7つの新規太陽光発電プロジェクトの開発支援は、イタリアの脱炭素化目標に積極的に貢献し、2030年までに再生可能エネルギー100%を達成するという当社の目標や、データセンター業界全体における前向きな変化の推進と、持続可能性の推進という当社のコミットメントに合致するものです」と述べています。
今回のPPAは、両社にとってイタリアで初めてのものであり、過去3年間で欧州全域で5件目となります。この5件のPPAは、契約容量210MWに相当します。
両社が締結したPPAのうち3件は、フィンランドで締結されました。2023年1月、両社は10年間のPPAを締結し、Equinixは95MWのStorbötet風力発電所の60%を引き取ることになりました。
2022年1月、Equinixは35MWのBjörkliden風力発電所で生産されるエネルギーと、原産地保証の85%を調達する契約を締結しました。翌年7月には、53MWのLumivaara風力発電所から、少なくとも42MWの風力発電容量を調達する契約を締結しました。
この契約後、同社は世界中で1.4GWの再生可能エネルギー契約を締結しました。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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