Bridge Data Centresがマレーシア・ジョホール州に20エーカーの土地を取得

今年初めに取得した48エーカーの隣に土地を購入

APACのデータセンター事業者、Bridge Data Centresが、マレーシアのジョホール州に20エーカーの土地を取得しました。

不動産・建設持株会社のParagon Globe Bhd(PGB)は今月、PGBの完全子会社であるPBHSBが2024年8月2日、ジョホール州ジョホールバル地区プレントンのムキムにある20エーカーの土地を処分するため、条件付売買契約をBridgeと締結したと発表しました。

この取引は、9,900万リンギット(2,240万ドル)の現金対価となります。

これはPGBとBridgeにとって2件目の土地取引です。今年5月、Bridgeは PGBとの間で2億3,830万リンギット(5,390万ドル)の契約を結び、今回購入した土地に隣接する48エーカーの土地を取得しました。

Bridgeは現在、ジョホール州を含むマレーシア全土で、6つのデータセンターを運営または開発中です。

2021年後半に初めて発表され、2022年に開始された110MWプロジェクトのフェーズ1は、セデナック・テックパーク(SteP)内の38エーカーの敷地にある3棟の建物のうち、1棟をカバーしています。TikTokのオーナーであるByteDanceがこの敷地のアンカーテナントです。

同社は2021年、クアラルンプールのムランティ・パークにあるMY03サイトに16MWの最初のビルを建設する計画を発表し、昨年には拡張を発表しました。今年初めには、クアラルンプールでさらに100MWのキャンパス計画を発表しました。

同社はサイバージャヤで2つの施設を運営しており、3つ目の施設も開発中です。

Bainは2019年、Wangsu Science & Technology Co.からChindataを買収し、ポートフォリオ会社のBridge Data Centresと合併させました。Wangsu Science & Technology Co.は中国でデータセンターを所有・運営し、ChindataはAPAC全域で運営しています。Bridgeはタイにも施設を有し、インドのナビ・ムンバイに20MWのデータセンターの開発を目指しています。

マレーシアの南部に位置するジョホール州は、シンガポールと国境を接したところにあります。シンガポールはデータセンターの新規開発に対するモラトリアム(一時停止措置)を実施し、規制を緩和し始めていますが、ジョホール州は都市国家から開発が流出し、独自のデータセンター市場を拡大しています。ジョホール州には、PDG、AirTrunkEquinix、Keppel、ChinDataのBridge DC、Yondrなどの開発・運営会社があります。

ジョホール州は、データセンターに関する新たな水規制を導入すると報じられています。

「水を節約できるよう、リサイクル水、雨水、最新技術の使用に関する一定の条件を導入します」と、州投資・貿易・消費者問題・人的資源委員会のLee Ting Han委員長は今週、記者団に対して述べました。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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