Cytaがキプロスのデータセンターを買収

最大1MWの容量を提供

キプロスの通信会社Cytaが、同国のデータセンターを買収しました。

キプロスのデータセンター会社であるSimplexは、LCA1データセンターを同通信会社に売却しました。取引条件は、明らかにされていません。

LCA1は、南東部の沿岸都市ラルナカに位置し、最大1MWの容量を提供し、広さは約1,000平方メートル(11,000平方フィート)です。

この施設は、2023年1月にオープンしました。Cytaは、LCA1がキプロス最大の民間データセンターであると主張していますが、これは以前Simplexが述べていました。

CytaのAndreas Neocleous最高経営責任者(CEO)は、「今回の買収は単なる技術への投資ではなく、キプロスのデータ主権に関する声明です」と述べました。Cytaは、一部国営企業です。

SimplexのCEOであるMichalis Omirouは、「当社にとって次のステップに進む時が来た」と述べました。

Cytaが提供するものには、光ファイバーネットワークと島全体の5G展開が含まれます。同社は、海底ケーブルの所有・運営も行っており、最近ではイタリアの通信会社Sparkleと契約を結び、イタリアとフランス、ギリシャ、イスラエル、ヨルダン、リビアを結ぶBlueMedケーブルに、Yeorskipos CLSを提供する契約を結びました。CLSはまた、Hawk、Peace、Poseidon、Tamares Northの各ケーブルにも接続されています。

Simplexは、2007年に設立されました。現在、リマソールにもデータセンターLIM1を運営しています。

キプロス島は、ラルナカのあるキプロス共和国と、トルコのみが承認する事実上の国家である北キプロス・トルコ共和国に分かれています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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