Zoomが第1四半期の収益3億2,800万ドルを達成

CEOは「必要とされた大量の新規サーバをプロビジョニングしてくれた」AWSに感謝の意

人気のビデオ会議サービスを提供するZoomは、数多くの新規ユーザを獲得し、Covid-19危機の中で収益を急増させました。

決算報告によると、同社の2020年第1四半期の収益は3億2,800万ドル(約360億円)となり、前年比で169%増加しました。

パンデミックの最中にもオンラインを維持してくれた

CEOのEric Yuan氏は、決算報告の中で、毎日3億人以上の無料および有料ユーザがZoomミーティングに参加し、2019年12月の記録であった1,000万人から大幅に増加したと述べました。

「年間会議議事録の実行率は、2020年1月末での1,000億から2020年4月の実行率に基づくと2兆会議分を超えるまでに約20倍に増加した。」とYuan氏は述べています。(SeekingAlpha経由)

「トラフィックとユースケースのこの驚くべき増加に対応しつつ、中断のない、高信頼性かつ高品質のサービスを提供するための容量拡張は、我々のチームにとって途方もない作業だった。そして、パートナーに依存せずにそれを行うことはできなかった。パンデミック危機が始まり、我々自身のデータセンターだけでは前例のないトラフィックを処理するのに十分なスピード感で拡張することはできなかった。幸いにも、トップ・パブリッククラウドプロバイダー数社が支援してくれた。」

‐ shutterstock

特に、Yuan氏は、急速に増大する需要に対し、迅速な対応を支援してくれたAmazon Web ServicesとCEOのAndy Jassy氏に感謝の弁を述べました。「我々への需要が高まる中、成長への展望は限られていたが、AWSは我々が必要とする多くの新しいサーバのプロビジョニングを迅速に対処してくれた、時には1日あたり数千台を数日間に渡り追加してくれた。」と彼は言います。

彼はまた、Zoomの「顧客であるOracleも我々を助けるため素晴らしいサポートを見せてくれた。Larry Ellisonは我々のチームが世界に正しいことをするように促す素晴らしいビデオを録画してくれただけでなく、Oracle cloudのサポートも提供してくれた。Zoomへの需要が高まるなか、Oracle cloudにも多数のサーバを導入した。」Oracleは以前、AWSが正す前に、OracleがZoomの主要クラウドプロバイダーであるかのように試みていました。

Zoomは、 コロケーションデータセンター にも大きなフットプリントを保有しています。Zoomは、エクイニクスの利用顧客であることを公に認めていますが、DCDは、Digital Realtyの施設にも大きなフットプリントがあることを認識しています。

CFOのKelly Steckelberg氏は、クラウドを使用することで、需要を満たすための急速な拡張は実現できたが、コストは高くなったと述べています。

「コストの増加要因は、パブリッククラウド事業者の活用によるものだ。これは、危機が拡大し、世界中の政府が移動制限ポリシーを制定したため、利用量の急激な増加に対応できない当社の能力にとって不可欠な対応だった。」と彼女は述べています。

「今後、自社データセンターに追加容量を構築していくことで、効率を上げ、次の数四半期で粗利益率が70%半ばに戻ると予想している。」

Data Center Dynamics

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