エクイニクス、Sonnedixとポルトガルで太陽光発電PPAを締結

2つ目のリスボンデータセンター計画を発表して数ヶ月後の契約

エクイニクス(Equinix)は、ポルトガルで太陽光エネルギーを調達するための電力購入契約(PPA)を締結しました。

今週発表されたこの10年契約は、同社がSonnedixのポルトガル初の太陽光発電プロジェクトである149MWのSonnedix Douroからの出力を調達するものです。

ポルトガル北部ヴィセウ県タロウカ市に位置するこのプロジェクトは、Sonnedixにとって欧州最大の太陽光発電プロジェクトで2025年7月にスタートする予定となっています。

SonnedixのCEO、Axel Thiemann氏は次のように述べました。「イベリア全域でエクイニクスとの関係を拡大できることを大変嬉しく思います。この契約はポルトガルにおける当社初のPPAであり、当社がプロジェクトのパイプラインの拡大と転換を続ける中で、重要な成長市場における当社のプレゼンスを確立するものです」

また、エクイニクスのポルトガルにおけるマネージングディレクターであるCarlos Paulino氏は、「この契約はEMEAの再生可能エネルギー市場におけるポルトガルの地位を強化し、エクイニクスがポルトガルだけでなく世界中で持続可能性にコミットしていることを示すものです。エクイニクスは、データセンター業界で初めて、科学的根拠に基づく目標に沿い、2030年までに気候変動に左右されないデータセンターになることをコミットしました。当社はこの新しい太陽光発電PPAや、再生可能エネルギー発電を支援するその他のイノベーションのような機会を引き続き模索していく予定です」 と述べています。

エクイニクスは現在、リスボンでLS1データセンターを運営しています。このデータセンターは1棟の建物から成り、コロケーションスペースは1,475平方メートル(16,000平方フィート)です。エクイニクスは2017年にItconicからこのサイトを取得し、Itconicは2015年にTelvent/Carrierhouseからこのサイトを取得しました。

今年初め、2番目のリスボン施設(LS2)の計画が発表さ れました。この施設は2025年第1四半期に稼動予定で、当初は625ラックを提供する予定です。

Sonnedixとエクイニクスは今年初めにスペインでPPAを締結しています。

エクイニクスはこの取引において、Schneider ElectricとHolland & Knightの支援を受けました。

2023年、エクイニクスはすでにIGNISとスペインで225MWのPPAを締結しており、フィンランドでも3件目のPPAを締結しています。

2009年に設立されたSonnedixは、6GW以上の開発パイプラインを含め、世界全体で10GW以上の容量を有しています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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