QTS社、アトランタのProject Graniteデータセンターの規模を縮小し、最新の申請書を提出

今回の申請は、前回の計画よりも若干減少

データセンターの不動産投資信託QTS社は、アトランタのデータセンター「Project Granite」の拡張について、新たな計画申請を行いました。

同社は以前、ジョージア州にある既存の97万平方フィート(9万平方メートル)のキャンパスに隣接して、115万平方フィート(10万6千平方メートル)の施設を建設する計画を提出していました。

今回の提案では、その計画を90万平方フィート(8万4,000平方メートル)の施設に縮小しています。

QTS社はデータセンターに加えて、25万平方フィート(23,000平方メートル)のオフィススペースの建設を提案していますが、これも以前に提案していた64万平方フィート(59,500平方メートル)から縮小されています。

What Now Atlantaによると、QTS社はこのプロジェクトの一環として、西マリエッタ通りとハーンドン通りの交差点の南東に位置する複合ビルに350戸の賃貸施設を建設し、ハーンドン通りの東側に50戸のタウンホームを建設する予定です。これらは、データセンターやオフィスに続く第2段階として建設される予定です。

またデータセンターの南側には、かつてアトランタの中心部を走っていた鉄道路線で、現在は多目的トレイルとして整備されているAtlanta BeltLineにアクセスするための新しい通りが計画されています。

QTS社の計画が縮小されたのは、このBeltLineが原因かもしれません。同社は以前、将来的に公共スペースとなる土地を同社の施設が侵害するのではないかと懸念する地元住民と長い話し合いを経てきました。

2019年アトランタ市は区画整理条例を変更し、データセンターが回廊から500フィート以内に建設されることを禁止しました。

近隣のデータセンターも建設には特別な許可を得る必要があり、最新の計画書類はBeltLine特別行政許可(SAP)申請書を介して提出されています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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