シュナイダーエレクトリック、冷却設備メーカーMotivair Corpの過半数株式を取得

全額キャッシュによる買収は、今後数四半期中に完了する予定

シュナイダーエレクトリックが、液冷設備メーカーのMotivair Corp.の株式の75%を取得したことを明らかにしました。

買収総額は8億5,000万ドルで、今後数四半期中に完了することになる見込みです。

シュナイダーは2028年までに残りの25%を取得する選択肢を有しています。

Motivair 社はニューヨーク州バッファローに本社を置き、サーバーの効率的な冷却を実現するため、チップの直近で冷却水を高圧で供給する装置の製造を行っています。

今回の買収は、シュナイダーがデータセンター分野で計画している買収案件のうち、当面最後のものとなります。

「Motivairの買収により、弊社のポートフォリオはひとまず包括的なものとなった」と、シュナイダーのCEOであるPeter Herweck氏は述べています。

今回の買収は、同社がNvidiaと提携してAIデータセンターのリファレンス・デザインを発表した後に発表されました。このコラボレーションでは、高出力配電、液体冷却システム、信頼性の高い運用を担保するための制御に重点が置かれています。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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