
Yondr Groupがアジア太平洋地域初のデータセンターを6か月前倒しで完成
Yondr Groupは、ハイパースケールデータセンターの開発、所有、運営で世界をリードする企業であり、ジョホール州データセンターにおける最初の25MWのIT容量を予定より6か月早く完成させ、顧客に引き渡したとプレスリリースで発表しました。これは、アジア太平洋地域で稼動する最初の施設となります。この98MWのITデータセンターは、72.5エーカーの敷地に、300MWという東南アジア最大のハイパースケールデータセンターキャンパスの一部です。
今回の引き渡しは、Yondrが昨年12月に、9億米ドル以上のプロジェクトファイナンスを成功させたことに続くものです。この融資は、DBS銀行、ドイツ銀行、Global Infrastructure Partners(Blackrock傘下)、HSBC、国際金融公社(IFC)、ING、Natixis CIBを含む貸し手によるコンソーシアムから提供されました。この融資は、グリーンローンとして指定されており、二酸化炭素排出量の削減に取り組んでいます。Yondrによると、これはダイレクトチップ冷却システムの導入によって実現される予定です。
このデータセンターは、AIシステムの需要が高まる中、最新のGPU技術を可能にするAI/ML施設として設計および提供されています。
ジョホール州のSedenak Tech Parkで開催されたこのイベントは、ヨーロッパや北米で大規模な開発を続けている同社にとって、世界的な拡大戦略における重要なマイルストーンとなりました。
Yondr Groupの設計・建設APAC担当上級副社長であるMark Averyは、次のように述べました。「当社のデータセンターにおける最初のRFS(ready-for-service)マイルストーンは、重要な機会です。Yondrにとっても、300MW超のITキャンパスにとっても、APACデータセンター市場にとっても、記念すべき出来事です。」
Yondr GroupのAPAC開発ディレクターであるAksel Vanstenは、次のように述べています。「当社は、わずか3年前にマレーシアのデータセンター市場に参入し、ジョホール州における先駆者の一社となりました。現在では、世界最大級のデータセンター開発・運営企業や、クラウドAI/MLのエンドユーザーたちがこの地に集結しています。」
W.Media ( Jan Yong記者)より抄訳・転載

この記事へのコメントはありません。