IBMの新CEOがCovid-19の最中に世界的な人員削減を開始
クラウドとAI部門にも影響
IBMは、かなりの数の従業員の解雇を世界中で行っています。新CEO Arvind Krishna氏体制での最初の人員削減は、世界的な新型コロナのパンデミックと深刻化する不況の中で実施されました。
求人を知っていたら、彼らに手を差し伸べてあげてください
IBMは失業者数を知らせていないだけでなく、今回の動きとなった戦略や理論的根拠について説明する全社的な内部メールも送信していません。
レイオフは、2016年、2017年、2019年の1,700名、今年初めの268名など、過去にも同様行われてきました。
通常、同社は、クラウド部門とAI部門の強化に注力し、収益性の低い部門の「再編成」にフォーカスするとしてきました。しかし今回、RedditやFacebookでの同社員からの事例証拠を見る限り、少し違った絵が描かれています。
「今朝、Cognitive Applicationsから打撃を与えられた。」とある人物がコメントしています。「また、Watson Health and Researchは、永遠の名作であるGBSとGTSとともに、大きな打撃を受けている。」
Watson Healthで勤務する別の人物は、次のように言っています。「ほとんどクビになった。」
IBM Research-Almadenキャンパスは、他のIBM Researchグループとともに、被害を受けたと考えられています。
「Power CPUは大打撃を受けた。」とさらに別の人物は言っています。「アーキテクチャはレガシーサポートを除いてほぼ事実上死んだと思う。」
「これは10年間で最大のレイオフだ。」とある人物は主張しています。
あるコメント投稿者は、このレイオフがIBMのクラウド戦略にとって何を意味するのか?についての考えを共有しています。「私はNAクラウドチームにいたが、解雇された。しかし、正直なところ、IBMは、顧客から認識されている価値が低いため、新規契約の獲得に苦労している。」
「そして、クラウド市場シェアが4番目であるだけでなく、IBMの料金で支払う新規顧客は僅か。彼らは既存顧客に大きく依存し、慣性が欠如していると思う。」
同社の広報担当者によると、IBMは 「高価値のスキルを絶えずリミックスする柔軟性が求められる」非常に競争の激しい市場で事業を展開していると言います。現在進行中のCovid-19危機、そして米国での無料医療の欠如を考慮し、同社は、米国内で影響を受けた従業員に対しては「補助金付き」の医療補償を2021年6月まで提供すると述べています。(※DCDは、補助金範囲の明確化を求めています。)
IBMは、過去数年間で退職金パッケージを着実に削減していると考えられていますが、現時点で、5%の株主配当を削減する計画はありません。
Data Center Dynamics
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