PCCWデータセンターの冷凍設備故障により、Alibaba Cloud香港で障害が発生
アリババは、同社のAlibaba Cloud Hong Kong IDC Zone Cで発生した障害は、データセンターの冷凍設備の故障が原因であると発表しました。
Aliyunとしても知られる同社のクラウド部門は、この施設は昨年DigitalBridgeに買収され、Vantage Data Centersに合併されたPCCW DCが運営していると述べています。
「調査の結果、今回の異常の原因はPCCWが運営する(データセンター)サイトの冷凍装置の故障であることが判明し、Alibaba Cloud香港リージョンのアベイラビリティゾーンCにおけるECS、クラウドデータベース、ストレージ製品(OSS、Tablestoreなど)、クラウドネットワーク製品(グローバルアクセラレーション、NATゲートウェイ、VPNゲートウェイなど)の利用に影響を与えた」と、アリババは18日に始まった障害についてステータスページ上でこのように述べています。
「この問題は、香港リージョンでのコンソールアクセスやAPIコール操作にも影響を及ぼした」
Alibaba CloudとPCCWのエンジニアは現在、冷凍装置を復旧させ、同社は 「徐々に通常運転に戻りつつある」と述べています。
Alibaba Cloudは「関連製品のサービスレベル契約(SLA)を含む顧客との製品・サービス契約に基づき、適宜補償を行う」ことを約束し、謝罪を行いました。
一方、暗号通貨取引所OKXは、今回の問題について、自社の障害や、ユーザーの資金が0ドルになった不具合について非難しています。
「現在、当社のクラウドプロバイダーとの断続的な接続エラーが発生しており、ユーザー体験に影響を与えている」と同社は述べています。「私たちの開発チームは、彼らと一緒に解決に取り組んでいます。資金は無事です。ご迷惑をおかけして申し訳ありません」
マカオ金融管理局、ギャラクシーマカオホテル、ロータスTVマカオ、フードデリバリープラットフォームMFoodもこの障害の影響を受けた模様です。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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