NeutraDCとCisco、ASEAN地域におけるIoTコントロールセンターとSDN技術で協業

PT Telkom Indonesia (Persero) Tbk(Telkom)の子会社であるNeutraDC(Telkom Data Ekosistem)は、多国籍デジタル通信技術コングロマリット企業のCiscoと、Cisco Platform Mobile IoT(コントロールセンター)用のデータセンターと、SDN(Software Defined Network:ソフトウェア定義ネットワーク)技術を用いたTelkomのデータセンターネットワーク基盤に関する追加開発などの提携を開始しました。この協業により、インドネシアおよびASEAN地域における5G技術の導入とデジタル化を加速させます。

インドネシアのデジタル化の基盤であるTelkom社は、インドネシアBUMN大臣の指示に従い、同国とASEAN地域のデジタル化を加速させようとしています。NeutraDCとCiscoの協業の目的は、IoTサービスとSDN(Software Define Network)技術の利点を一般消費者に提供することです。

アジア太平洋地域にあるNeutraDCのデータセンター施設は、500万コネクションの容量を見込んでおり、Cisco IoT Control Center Platformを提供する予定です。さらに、今回の協業は、企業顧客向けにデジタルIoTコントロールセンターサービスを提供しているTelkomselを含む、インドネシアのサービスプロバイダー業界全体の企業に対するIoT(Internet of Things)サービスの拡大を促進することになります。

NeutraDCのCEOであるAndreuw Th A.F.によると、家電、スマートビル、スマートシティ、スマートエネルギーからIoTサービスに対するかなりの需要があることが確認されているとのことです。世界の14,000以上の企業が、世界のIoT産業をリードするIoT接続管理プラットフォームであるCisco IoT Control Centerを使用しています。

IoT Control Centerは、インドネシアやその他のASEAN諸国において、変化する顧客のニーズや期待に合わせてIoTサービスを拡張する機能を提供するとともに、IoTサービスの立ち上げ、管理、収益化を可能にするものです。サービスプロバイダー戦略の青写真は、SDN技術、ネットワーク仮想化、自動化に大きく依存し、高速かつ柔軟な運用で新しいサービスを可能にするDCネットワークを構築する予定です。

インドネシアにおけるサービスプロバイダビジネスCiscoのカントリーディレクターであるMeygin Agustina氏にとって、サービスプロバイダは、技術に制約されることなく、ビジネスニーズに応じたサービスを提供できるようにしなければなりません。CiscoとTelkomのコラボレーションは、同国の経済発展とIoT産業の収益を押し上げるでしょう。

W.Media(Hazel Moises)より抄訳・転載

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