Viettelがベトナム・ハノイのデータセンターを強化

2030年までに34,000ラックを保有すると発表

Viettelは、ベトナムのハノイにある、ホアラックハイテックパークにデータセンターを開設しました。

Viettelによると、ホアラックデータセンターは21,000平方メートル(226,000 平方フィート)の床面積に2,400以上のラックを備え、総容量は30MWです。

同社によると、このデータセンターはAI需要の高まりに対応するために設計されており、ベトナム最大のデータセンターであるとのことです。また、エネルギー消費の30%を再生可能エネルギーでまかなうという試みは、ベトナム初であると付け加えました。

ViettelのTao Duc Thang社長は次のように述べています。「Viettelはデータセンターへの投資を止めるつもりはありません。ロードマップに基づき、 2025年までに投資を行い、その規模を1万7000ラックまで拡大するつもりです。また、2030年までには、34,000ラックの規模まで拡大します。」

同社はさらに、今後2年間で少なくとも3つのデータセンターを建設する予定であることを発表しました。

現在、Viettelは合計11,500ラックと87MW以上の電力を供給し 、ハノイ、ダナン、ホーチミン市にまたがる5つのデータセンターからコロケーションとクラウドサービスを提供しています。

Viettel グループは1980年代後半に建設会社として設立され、現在は国有企業として、ベトナム国防省によって運営されています。

2022年4月、 Viettel はホーチミン市にベトナム最大と言われる新しいデータセンターを建設する計画を発表しました。また、昨年11月に5G Open RANネットワークの展開を完了させています。

同社は、ベトナムに陸揚げされる5本のケーブルにも投資しています。 AAE-1、TGN-IA、AAGは ブンタウに陸揚局を有し、APGはダナン、ADCはクイニョンに有します。

ベトナム郵便電気通信グループ(VNPT)も昨年、 ホアラックハイテックパーク に新しいデータセンター施設をオープンしました。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

関連記事一覧

  1. この記事へのコメントはありません。