2020年のデータセンター合併は現時点で合計約150億ドル-Synergy

しかし、今年後半は減速する可能性も…

Synergy Researchの最新データによると、2020年最初の4か月間でのデータセンター買収契約金額は、既に2019年全体での合計額を上回る150億ドルに迫る勢いのようです。

この大きな数字は、主にDigital RealtyがInterxionを84億ドルで買収した巨大な合併によるもので、図中にあるその他全ての取引においても、新型コロナウイルス感染症(Covid-19) の世界的なパンデミック発生前にパイプラインとして入っていたものです。 しかし、今年の残りの案件は、現在実施されている制限措置のために、若干の遅延が生じる可能性があるかもしれません。

巨大取引

「今年はデータセンターのM&A活動にとって当たり年になるだろう。」とSynergy Research Groupのチーフアナリスト John Dinsdale氏は言います。「この4か月足らずで、M&A取引額はすでに2019年を上回っており、それに加えて、保留中の17件の合意済み取引、更に数十億ドル規模に及ぶ可能性のある取引も数件ある。」

背景をさらに詳しく説明すると、2018年と2019年に成立した取引は実際には2017年から少し落ち込んでおり、2020年で復活を示したということです。そのピークであった2017年は、同じくDigital Realtyが推進役でした。同社による76億ドル規模のDuPont Fabros買収により当時過去の業界での記録を塗り替えました。

– Synergy Research

今年のDigital RealtyによるInterxion買収は、今のところ業界では最大の取引であり、更に、今年現在までに完了した28件の取引のうち、2件の数10億ドル規模の案件も含まれています。これ以外にもクラウドサービス需要の急増に牽引され、データセンターのあらゆる分野への記録的な投資を生み出している案件もパイプライン上にあります。Synergy社は今年初め、 2019年の第4四半期のハイパースケールデータセンターへの設備投資額(Capex)は320億ドルに達したと報告しました。「Covid-19は実際にその傾向を際立たせるだろう。」と Synergy社のリリースでは述べています。

2015年以降、Equinix(エクイニクス)はもう1社のビッグバイヤーとなり、TelecityとVerizonのデータセンター事業を手に入れました。EquinixとDigitalは買収総額の35%を占めています。その他大規模な取引としては中国の投資家によるGlobal Switchの買収があります。これ以外にも、CyrusOne、Iron Mountain、Digital Bridge / DataBank、NTT、GI Partners、Carter Validus、GDS、QTS、そしてKeppelなどのデータセンター事業者が買収を実施しています。

ただし、法律事務所Eversheds Sutherlandの米国データセンター・プラクティスの責任者Rob Plowden氏によると、新型コロナによる移動制限が取引の成立に現実的な困難をもたらす可能性があり、2020年前半活動の急増はやや後退する可能性が非常に高いと言います。

「デューデリジェンスには現地への移動が必要となる。しかし、移動はその地域の隔離措置によって制限されている。」と、Plowden氏は3月にDCD語っていまし。 「私はまだニューノーマル(新たな常態)に慣れている段階ではあるが、デューデリジェンスにブレーキがかかっているのは確実に見えている。取引の中断はされてはいないが、実際に遅れている状況だ。」

Data Center Dynamics

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