Digital Realty、Mapletreeとの取引で米国のデータセンター10施設を売却

負債を返済し、新規物件に注力

Digital Realtyは、シンガポールの不動産投資Mapletreeと14億ドルの取引を行い、 パワードシェルデータセンター 10施設を全面的に売却し、バージニア州北部のハイパースケール3施設を共同所有に移行しました。

この契約で、一部のレガシー資産の処分及び同社の負債の一部が返済され、将来に向けた拡張が可能になります。 今回の10物件は、2017年にCarter Validus Mission Critical REITから取得した14施設に続き、 Mapletreeが取得した2度目の米国ポートフォリオとなります。

Digital Realtyの戦略

「今回の取引は、自己資金による成長と、自己資本を多様化するという当社の目標に向けた重要なステップを意味します。」と Digital RealtyのCEO A. William Stein氏は述べています。

さらに詳細を説明すると、Mapletreeが今回購入した10の施設は全て、 Digital Realtyにより”Powered Base Buildings”として登録されているパワードシェルデータセンターです。 また、このポートフォリオは、Mapletree Investments Pte Ltd(MIPL)自体とMapletreeが管理するデータセンター不動産投資信託(REIT)のMapletree Industrial Trust(MIT)からなる50:50の合弁会社によって合計557百万ドル(約600億円)で購入されました。最初の1年間は Digital RealtyがMapletreeのプロパティの管理を継続します。

イメージ図 – shutterstock

10施設のうち3施設はバージニア州北部のデータセンター過密エリアにあります。(スターリングに2施設、アッシュバーンに1施設)他の7施設は、オーロラ(コロラド州)、センテニタール(コロラド州) 、リチアスプリングス(ジョージア州)、ウォルサム(マサチューセッツ州)、テンペ(アリゾナ州)、ミシソーガ(カナダ オンタリオ州)、ダラス(テキサス州)にあるとオンライン上では記されています。

これらはすべて全てリース済みで、Digital Realtyは約3,700万ドルの純利益を生み出すと予想しています。

一方、MapletreeとDigitalが所有する合弁会社は、バージニア州アッシュバーンにある3つの近代的な ハイパースケールデータセンター (「ターンキーフレックス」施設と呼ばれている)を10億ドルで引き継ぎます。 Mapletreeは、3つのデータセンターの80%の株式に対して8億1,100万ドルを支払い、Digitalは20%を保持します。 他の取引と同様に、Mapletreeの投資はMIPLとMITの合弁会社を通じて行われます。

繰り返しますが、これらは全てリースされた施設であり、2020年に6,100万ドルの収入が期待されています。Digital Realtyは、これらのデータセンターの管理と運用を継続します。

「北米での2度目のポートフォリオ買収により、我々は急成長中のデータセンターセクターでの存在感を深めることに成功した。」と Mapletree InvestmentsのグループCEOであるHiew Yoon Khong氏はコメントしています。

今回の取引は2019年後半から2020年初頭に完了する予定です。

Digital Realtyの広範なポートフォリオからは、関係する施設の詳細はすぐにはわかりません。 同社のサイト上には、例えばバージニア州で17の施設が掲載されています。

Data Center Dynamics

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