AWSのus-east-1障害により世界中のサービスが停止

ホリデーシーズンに合わせて発生したクラウド障害

Amazon Web Services の us-east-1 クラウドリージョンで発生した障害は、世界中の顧客に影響を与えています。

IMDbやRingなどのAmazonの子会社がダウンし、PUBG、Valorant、クラッシュ・オブ・クラン、Destiny 2、Dead by Daylightなどのゲームもダウンしました。この障害は、米国東部時間午前10時45分頃から発生しました。

今回の障害の原因はまだわかっておらず、AWSは現在ステータスページに問題を掲載していません。これは同社にとっては珍しいことではなく、過去の大規模な障害でもステータスページに反映されなかったり、サイトが完全に停止したりしたことがありました。

– Sebastian Moss

しかし、us-east-1 AWS Management Console Homeの特定のページはオフラインになっており、Northern Virginia(US East)リージョンに関する情報の代わりに500サーバーエラーが表示されています。

同社はその後この障害を認め、次のように述べています。「US-EAST-1リージョンで、APIとコンソールの問題が発生しています。根本的な原因を特定し、復旧に向けて積極的に取り組んでいます。この問題は、同じくUS-EAST-1でホストされているグローバルコンソールのランディングページに影響を与えています。お客様は、https://console.aws.amazon.com/ に行くことで、リージョン固有のコンソールにアクセスできる可能性があります。US-WEST-2のコンソールにアクセスするには、https://us-west-2.console.aws.amazon.com/にアクセスしてください。」

更新されたステータスページでは、Amazon Connect(N.Virginia)では連絡先の取り扱いが低下していること、Amazon DynamoDBとAmazon ECCではAPIのエラー率が上昇していること、AWS Management ConsoleとSupport Centerではエラー率が上昇していることが述べられています。

このほか、株式・暗号プラットフォームのPublic.com、NFTサイトのRECUR、アダルトウェブカメラサイトのCB Explorer、技術ニュースサイトのProtocol、オーディオ・ビデオプログラムのReelCrafter v2、ソフトウェアプラットフォームのConnectWise、SplunkのRigor、M1 Finance、Duolingoなどが影響を受けています。

「Disney+」、「リーグ・オブ・レジェンド -League of Legends」、「Tinder」、「Instacart」、「Venmo」、「Robinhood」、「Roku」、「Kindle」、「McDonalds」アプリのユーザーからも障害が報告されています。

同社の Northern Virginia(US East)リージョン では、9月にEC2インスタンスのリソース競合の問題が発生しました。同リージョンでは、2020年11月にも、KinesisサービスでAPIエラーが発生し、多くのAWSオファリングが苦戦するという問題が発生しました。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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