マイクロソフトがスウェーデンNTRと風力発電のPPAを締結、Azure新リージョンの電力供給を開始

Googleの施設に電力を供給するStavro風力発電所も稼動開始

マイクロソフトは、エネルギー会社NTRとスウェーデンの風力発電に関する法人向け電力購入契約(PPA)を締結しました。

同社はNTRとReichmuth Infrastructureが所有する86MWのNorra Vedbo風力発電プロジェクトからエネルギーを引き取り2022年第4四半期に稼働する予定です。

マイクロソフトは、11月にスウェーデン中央部のAzureクラウドリージョンを開設しました。NTRによると今回の長期電力購入契約は、マイクロソフトのスウェーデンデータセンターリージョンのオフセット計画を支援するもので、Norra Vedboは20基のVestas V150 4.3MW タービンで構成される予定とのことです。

今週はスウェーデン北部の254MWのStavro風力発電所も稼動しました。資産運用会社のPrime Capitalによると、この風力発電所はGoogleと電力購入契約(PPA)を結び、この地域のデータセンターとスウェーデンの林業・製紙会社Holmen ABに電力を供給する予定とのことです。Googleは現在、スウェーデンにデータセンターを置いていませんが、隣国のフィンランドとデンマークにはあります。最近、ホーンダルの施設の計画許可を得ました。

米国ではWatson EMCとSilicon Ranchが、ジョージア州でMeta/Facebookのデータセンター事業を支える3つの新しい公共施設規模の太陽光発電設備が稼動したと発表しました。両社はこれで、Metaの代理として合計435MWACの6プロジェクトの設置を完了しました。

Silicon RanchはIEAと提携し、スチュワート郡に100MWACのランプキン太陽光発電所を、 McCarthy Building Companies  はコルキット郡に80MWACのランカスター太陽光発電所と、ジェフデービス郡の107MWACの Snipesville II  太陽光発電所を建設しています。7番目のプロジェクトとして、リー郡の125MWAC DeSoto I  ソーラーファームの建設に着手しています。

ブラジルでは、フランスのVoltaliaが今週、スペインの通信グループTelefonicaが同社のVivo携帯電話ネットワークに供給するために、当初の60MWの電力購入契約(PPA)に27MWの容量を追加した後、計画中の太陽光発電所の容量を87MWまで増やすと発表しています。



この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。



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