NTT、マレーシア・サイバージャヤ第6データセンターを着工

NTTは、マレーシアのサイバージャヤで新データセンターの建設に着工しました。

同市内における6番目の施設となるサイバージャヤ6(CBJ6)は、20,000平方メートル(215,275平方フィート)以上の広さを持ち、「CBJ5と合わせると」22MWの設備負荷を持ち、ハイパースケール企業やエンタープライズ向けに対応する予定であるとNTTはコメントしています。同社は、このプロジェクトに5,000万ドルを投資するという。

「NTTにとってアジア太平洋地域は重要な成長地域であり、マレーシアはその戦略的投資計画の中で重要な位置づけにあります。今回の新データセンター開設により、国内はもとより、APAC地域でのビジネスチャンスを拡大していきます。NTTの投資は、マレーシアのデジタル化を支援し、国内およびAPACのデジタルエコシステムの成長を加速させるでしょう」NTTのデータセンターサービス部門長を務める鈴木康雄氏はこのように述べています。

NTTは、2018年に2.7MWのサイバージャヤ4(CBJ4)を拡張し、2019年にサイバージャヤ5(CBJ5)の建設を開始しました。7階建てのCBJ5施設は、5,496平方メートル(59,160平方フィート)のサーバースペースを提供し、2021年にローンチされました。CBJ1は335ラック、CBJ3は516ラックを提供しています。CBJ2は閉鎖されたようです。

マレーシアの運輸大臣Datuk Seri Wee Ka Siong氏が、最近セレンジュノネットワーク株式会社(NTT Ltd.、PCLC、三井物産、JA三井リースの合弁会社)の佐藤吉雄氏に会い、新施設に関する言及があったと述べたことで、6番目のサイバージャヤ施設の計画に関するニュースが先月表面化しました。

今週、YB. Dato’ Seri Mohamed Azmin Ali上級大臣兼通商産業大臣は次のように述べています。「通産省はNTTのマレーシアにおける投資計画を全面的に支持し、サイバージャヤの新データセンターとネットワークインフラを開発するこの最新の動きを歓迎します」

2022年、NTTはスペインインドネシアインドで施設を立ち上げ、イギリスとスイスの既存拠点を拡張し、ベトナムでの新データセンター計画を発表しています。更にオーストリア、ドイツ、南アフリカでのプロジェクトも進行中です。また最近では、米国バージニア州アッシュバーンで6番目となるデータセンターの建設に着工しました。

この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。

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