マイクロソフトがテキサス州アービングに4つのデータセンター建設へ
QTS、過去に申請した3件のプロジェクトでも同様の補助金を獲得
マイクロソフトとQTS Realty Trust LLC(QTS)は、テキサス州ダラスのアービング市に7つの大規模データセンターを建設する予定です。
Dallas Biz Journalは、アービング市議会は各企業のプロジェクトに対して別々のインセンティブ・パッケージを承認したと報じました。
マイクロソフトは7つのデータセンターのうち4つを建設する予定で、市は特定の条件を満たすことを条件に、同社に50%の固定資産税減免を提供します。
マイクロソフトは、来年までに2棟について最低15年、2026年末までに残りの2棟についても最低15年のリース契約を結ばなければなりません。さらに、2026年末までに最低50万平方フィートを占有し、2027年までに不動産の合計課税価格を少なくとも2億ドル増加させなければなりません。
このプロジェクトの詳細はまだ明かされていません。
カンザス州を拠点とするQTSは、3つのデータセンターを建設する計画で、50%の固定資産税減税の対象にもなっています。同社は2028年までに少なくとも50万平方フィート(46,450平方メートル)を占有し、2029年1月までに約3億5,000万ドルを投資しなければなりません。
QTSの減税は、アービングにある3つのプロジェクトに適用されています。1棟目のDC3は、6431 Longhorn Driveにある同社の55エーカーの既存キャンパス内にあり、415,900平方フィート(39,000平方メートル)の敷地で、43MWの容量を供給しています。
同じ敷地内にあるDC1&2は、70万平方フィート(6万5,000平方メートル)に及び、75.2MWのクリティカルパワーを供給しています。
減税は、6300 Longhorn DriveにあるQTSのDC5とDC6にも適用されます。同社は2022年に1億8,000万ドルのプロジェクトを申請していましたが、昨年DC5の建設を再申請しました。今年初めには、同じ場所でDC6の建設を申請しています。
アービング・ラスコリナス広域商工会議所のBeth Bowman会長は、声明の中で、以下のように述べました。「プロジェクトの詳細についてはお話しできませんが、アービング・ラスコリナス広域商工会議所およびアービング経済開発パートナーシップは、アービング市とともに、市の持続的な成長を支え、住民の生活の質を高める経済開発の機会を促進することに尽力しています。」
Blackstone傘下のQTSは、フォートワースとサンアントニオでもキャンパスを運営しています。
マイクロソフトは現在、テキサス州に稼働中および開発中のデータセンターを8つ所有し、そのすべてがサンアントニオに位置しています。最新のテキサスでの開発は今年7月に申請されました。
LumenとCogenもダラスのアービングに進出しています。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
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