
Coltが東京にデータセンターを開設
Inzai 4のフェーズ1がスタート
Colt Data Centre Services(Colt DCS)は、東京近郊に新たなデータセンターを開設しました。
同社は今週、最新の超大規模データセンター「Inzai 4」の開設を発表しました。
Coltは2023年4月、8,750平方メートル(94,185平方フィート)のInzai 4の敷地に着工しました。開発の最初の4.8MWフェーズは完了し、運用を開始しています。完全に建設が完了すれば、この敷地は20MWを供給し、同社の印西における総発電容量は70MWとなります。この施設は、完全にプレリースされています。
Colt DCSのNiclas Sanfridsson最高経営責任者(CEO)は、次のように述べています。「デジタルサービスの継続的な成長により、日本ではハイパースケールデータセンターに対する強い需要が生まれています。Inzai 4は、この需要に応え、アジア太平洋地域のデジタル経済を支えるという当社のコミットメントの証です。当社は地域社会の成長に貢献し、世界中のお客様から信頼されるパートナーであり続けることを誇りに思います。」
同社は、2011年に最初の印西データセンターを開設しました。今回の拡張は、フィデリティ投信と三井物産の合弁事業で開発された2番目の拠点です。同JVの下での最初の開発は、2023年3月に大阪京阪奈でオープンしました。
2021年7月、日本のコングロマリットである三井物産と投資会社フィデリティは、フィデリティ傘下のColtが運営するハイパースケールデータセンターを日本で建設する合弁会社を設立しました。
Coltは現在、大阪で2か所、東京で計5か所のデータセンターを運営しています。
同社はまた、英国・ロンドンに3か所、ドイツ・フランクフルトに2か所(3か所目は開発中)、フランス・パリとオランダ・ロッテルダムに各1か所、計7か所の施設をヨーロッパ各地に構えています。また、インドのムンバイにも大規模なキャンパスを開発中です。2022年1月、同社は日本を含むヨーロッパとアジア太平洋地域でデータセンター開発用に新たに10区画の土地を取得したと発表しましたが、詳細は明らかにしていません。
この記事は海外Data Centre Dynamics発の記事をData Center Cafeが日本向けに抄訳したものです。
この記事へのコメントはありません。